ガヤガヤガヤガヤ
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小林 |
「外が騒がしいな」
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北小岩 |
「秋のお祭りは
もう終わっておりますね」
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小林 |
「ともかく出てみるか」
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北小岩 |
「うわっ!」
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小林 |
「なんや、この行列は!
それも野郎ばかりや」
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北小岩 |
「隣町から
続いているようでございますね。
どうしたことでございましょうか」
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小林 |
「今は実りの秋やな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「実りという言葉から、
何を連想する?」
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北小岩 |
「わたくし、大きなおっぱいを
想像いたしました」
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小林 |
「お前も相変わらずスケベやな」
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北小岩 |
「そうでございましょうか」
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小林 |
「実りと聞けば、
もっと他にあるんやないか」
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北小岩 |
「先生のお考えは
どのようなものですか」
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小林 |
「俺が連想するのは、
凄く大きくえげつないおっぱいや。
きっと、この列の最前線では
美女が凄く大きく
えげつないおっぱいを
見せているに違いない」
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いい終わらぬうちに二人は全力疾走し、
最前列へ。
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小林 |
「むっ、
いつの間にか美容院ができとる」
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北小岩 |
「お店から出てくる男を、
男らが取り囲んでおります」
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二人が強引に輪の中に入ると。
「俺、こんなにされちゃったよ!」
美容院から出てきた男が、
ズボンとパンツを同時に下げた。
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北小岩 |
「陰毛が
リーゼントになっております」
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美容院
から出て
きた男 |
「美容師さんがえらい美人で、
陰毛を整えてもらっている時、
思わずイチモツが
不良になりそうだったよ」
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うれしそうに語るのである。
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小林 |
「なるほど。
そういうことか」
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しばらくすると、また別の男が出てきた。
再び輪ができた。
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二番目に
美容院
から出て
きた男 |
「俺はこんなにされちゃったよ」
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北小岩 |
「陰毛が三つ編みに
なっております」
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二番目に
美容院
から出て
きた男 |
「イチモツが
女子学生になったような気がして、
思わず興奮しちゃったよ」
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小林 |
「・・・」
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先生の町もくだらないが、
先生の隣町もかなりくだらないようである。
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