KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百八拾参・・・真珠

小林 「紅葉の季節やな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「紅に染まり、黄に染まる」
北小岩 「日本の色彩の妙を感じます」
小林 「俺の知り合いのお坊さんで、
 とても偉い方がおってな」
北小岩 「厳しい修行を
 積まれたのでございましょうか」
小林 「そやな」
北小岩 「修行の果てに
 どのようなことを体得されたのか、
 ご教示ください!」
小林 「紅葉やな」
北小岩 「紅葉でございますか?」
小林 「想像を絶する修行で、
 秋になると片方の金玉が紅に、
 もうひとつが黄に染まるように
 なったんや」
北小岩 「・・・」

えろ〜えろ〜えろ〜

小林 「むっ!見たか」
北小岩 「はい。
 美しくスタイルのよい
 女性がたくさん、
 一方向を目指しております」
小林 「いい思いをする奴が
 おるかもしれんな」
北小岩 「わたくしたちも
 おこぼれにあずからせて
 いただきましょう」

二人は女性らの後をつける。

北小岩 「道にぎんなんが落ちてますね。
 あっ!」

どてっ すぽっ すぽっ

北小岩 「両方の鼻の穴に、
 ぎんなんがはまってしまいました!
 臭すぎるでございます!!」
小林 「しょうもないアホやな。
 うわっ!」

どてっ すぽっ すぽっ

小林 「俺の両方の鼻の穴にも、
 ぎんなんがはまりやがった!」


こんなしょう〜もない二人は
無視したいところだが、
それでは話が終わってしまうので、
先に進めてみよう。

なんとかぎんなんがとれた頃、
女性たちの目的地に到着した。

北小岩 「あんなところに
 巨大なアコヤガイが
 ございます。
 貝が開きました」
小林 「中に全裸の男がおる」
女性A 「あら、素敵!」
女性B 「こんな大きいの初めて!!」

イチモツのことではない。
どうやらこの男は、
アコヤガイの中で真珠を育てているのだ。

小林 「金玉が真珠に
 なっているようや」

北小岩 「見事な輝きでございます」

育った金玉、いや真珠は、
ある程度の大きさになるととれて、
また新しい真珠ができる。
女性たちの喜びは尋常ではない。
まだまだ金玉には、奥深い可能性があるようだ。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2015-12-06-SUN

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