KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百八拾六・・・団

小林 「外国人は
 実力のあるなしにかかわらず、
 堂々として見えると思わんか」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「俺の知り合いの
 ショート・ポールというヤツも、
 まったく実力がないにも
 かかわらず
 酋長のような態度や」
北小岩 「わたくしの
 友だちの友だちの友だちに
 リトル・アヌスという方が
 いらっしゃいますが、
 胸を張って反り返っております」
小林 「そやろ。
 なぜと思う?」
北小岩 「小さい頃から
 ディベートの訓練を
 しているからでございましょうか」
小林 「俺はもっと単純な理由と思うで」
北小岩 「と申しますと」
小林 「ズバリ、
 俺たちより
 ちんちんがでかいからや」
北小岩 「なるほど!」
小林 「それで俺は、
 団を結成しようと思う」
北小岩 「かっこいいでございますね。
 何という団なのでございますか」
小林 「お前も団員になるか」
北小岩 「もちろんでございます」
小林 「なら教えてやろう。
 『ウタマロ団』や!」
北小岩 「なんと!」
小林 「その昔、
 外国人はウタマロの春画を見て、
 日本男児のイチモツは
 巨大な瓢箪ぐらいあると
 畏怖したな」
北小岩 「わたくしの知る限り
 そうでございます」
小林 「そこでウタマロ団や。
 ウタマロの春画を
 常に忍ばせとく」
北小岩 「それを外国人の前に
 落とすのでございますね」
小林 「そやな。
 そして、落とし物ですよと
 拾い上げ、
 奴らの目の前にかざす」
北小岩 「間違いなくひるみますね」

小林 「俺たちの股間を何気なく
 観察するやろ。
 その時股間に
 一升瓶を入れておくんや。
 堂々と胸を張って立ち去れば」
北小岩 「日本人のモノは自分のより
 数段巨大だと
 彼らの脳裏に刻まれるのですね」
小林 「そや。
 以後は俺たちが
 奴らの前で堂々としとればええ」
北小岩 「さすが先生でございます」

翌日春画のコピーを手に入れた二人は
股間に一升瓶を入れ。

小林 「ターゲットが来たで」


外国人に近づくと。

ガッ!

小林 「わっ、石につまづいた!」

どてっ! がしゃ〜ん!

小林 「股間で一升瓶が割れた!」
北小岩 「イチモツが切れたら
 大変でございます!」

弟子が先生のズボンとパンツを同時におろすと。

外国人 「アナタノポコハ
 ペットボトルノフタヨリ
 チイサイデスネ
 アハハハ」

蔑みの表情を浮かべ、その場を去ってしまった。
せっかく結成した団だったが、
先生のイチモツ負傷により解散となった。

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2015-12-27-SUN

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