KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百八拾七・・・狩り

小林 「どや」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「もっとよく見た方が
 よさそうやで」
北小岩 「やはり何も
 変化がないようでございます」
小林 「新年なのにそんなことはないやろ」
北小岩 「もう一度よく見てみます。
 あっ!
 陰毛がくっついて、
 おさるのしっぽのように
 なっております」

新年早々何をしているのかといえば。

小林 「今年はさる年やから、
 ちんちん周辺にも
 干支がこんにちはをすると
 思ったが、陰毛に現れたか」


年始からどうでもいい話は聞きたくないが、
仕方ないのでその先に進んでみよう。

小林 「そろそろ現れる頃やな」
北小岩 「獅子舞でございますか」
小林 「少し似ているような気もするが
 違うな。もっと恐ろしい」
北小岩 「狩りの事でございますね」
小林 「そうや」
狩りを
する女
「何やってんのよ」
小林 「むむっ! 始まったで」
狩られ
る男
「仕方ないだろ。
 なんで自分で
 スカートをまくりあげて、
 パンティを履いてないんだよ」
狩りを
する女
「おまわりさん!」
狩られ
る男
「警官を呼んでどうするんだ」

ボスッ

狩られ
る男
「うう!
 先が矢じりになったヒールで
 ちんちんを射抜かれた!!」

ダダダダッ

警官 「どうしました」
狩りを
する女
「この変態が私の事を見て
 股間を膨らませたんです」
警官 「でもなぜ男が倒れているんですか」
狩りを
する女
「危険を感じたので、
そこを射抜きました」
警官 「確かに股間が膨らんでいるな。
 ならば仕方ない」

女は何の罪にも問われなかった。
警官が立ち去ると、
その女は先生の方を向いてスカートをまくりあげた。

狩りを
する女
「おまわりさん!」
小林 「警官を呼ぶんやない」

ボスッ
小林 「うう!
 先が矢じりになったヒールで
 ちんちんが!!」

ダダダダッ

警官 「どうしました」
狩りを
する女
「この変態が私の事を見て
 股間を膨らませたんです」
警官 「ここに倒れている
 男のちんちんは
 大きくなってませんよ?」
狩りを
する女
「えっ、おかしいな」
警官 「あなたはこの人に暴行しましたね。
 署まで来てもらいましょう」

女は連行されてしまった。
先生のイチモツは確かに膨らんでいたのだが、
膨らんでさえ普通の人の平常時より
はるかに小さかったので、
膨らんでないことになったのだ。

新年早々よかったですね、先生!

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2016-01-03-SUN

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