KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百九拾・・・ボウリング

ふう〜

北小岩 「息が白いでございます」

ふう〜 ふう〜

北小岩 「この息を何かに
 使えないでございましょうか」

ふう〜 ふう〜 ふう〜

北小岩 「そうでございます!
 もしもわたくしが
 女性の側面に寄り添い、
 そこに隠れる形で胸のあたりから
 息を吐いたといたしましょう。
 すると女性の胸が
 白い息を吐いたように
 見えるのではないでしょうか」
長い
ひげを
はやした
おじい
さん
「捕まるのがおちじゃな。
 やめなはれ」

北小岩 「どこのおじいさまかは
 存じませぬが、
 貴重なご意見
 ありがとうございました!」
長い
ひげを
はやした
おじい
さん
「うむ!」

謎のおじいさんから意見された弟子であったが、
そもそもの内容がくだらなすぎるであろう。

北小岩 「もう少しお散歩をしてから
 帰りましょう。
 むっ! こんなところに
 ボウリング場ができております」

ボウリング場といえば、
建物の上に大きなピンがのっていたりするが、
ここのはいささか異なるようだ。

北小岩 「一瞬ピンに見えますが」

「何あれ!」

北小岩 「女性の疑問符は
 当然でございます」

「キャ〜ッ!」

北小岩 「女性の悲鳴も当然でございます。
 大きなピンのかわりに、
 大きなおちんちんが立っております。
 きっといい思いができる
 場所なのでございましょう。さ
 っそく先生にお知らせせねば」
小林 「じゃあ、中に入るか」
北小岩 「あっ、先生!」

さすがに先生は、エロの嗅覚が鋭い。
二人が中に入っていくと、
案の定スカートからパンツが丸見えの女性がいた。

スカート
から
パンツが
丸見えの
女性
「いらっしゃませ。
 さっそくですが、
 ここに仰向けに寝てください」
小林 「エロの前兆やな」

二人が寝転がると。

ガシッ! ガシッ!!

手かせ足かせされ、
さらに下半身をむき出しに。

北小岩 「いやらしい期待と
 おそろしい絶望が半々でございます」

ぎゅい〜ん!

先生たちをのせた台は
本来ピンのある所まで移動し、
台が沈み込んだ。

こちょこちょ

北小岩 「うわ〜!
 巨大な刷毛が出てきて、
 イチモツを撫でられてしまいました。
 このままでは
 大きくなってしまいます!」
小林 「俺もや!」
スカート
から
パンツが
丸見えの
女性
「さあ、ボウリングの始まりよ!」


スカートからパンツが丸見えの女性は
ボウリングの玉を持ち、思いっきり転がした。

小林 「まずい!
 屹立したブツをめがけて
 玉がくる!」

カラ〜ン!

北小岩 「うぎょわ〜!」
スカート
から
パンツが
丸見えの
女性
「やった!
 ストライクよ!
 じゃあもう一つ」

ゴロゴロゴロ

小林 「いくらなんでも、
的がデカすぎるやろ!!」
スカート
から
パンツが
丸見えの
女性
「あれっ?
 ガターになっちゃった!
 ピンが小さすぎて
 当てることができない!」

またまた先生は己の極小のため
難を免れたようである。
くれぐれも男性陣は
建物の上にイチモツのオブジェがある
ボウリング場だけはお避けください。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2016-01-24-SUN

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