小林 |
「ふぃ〜くしょん」
|
北小岩 |
「大丈夫でございますか」
|
小林 |
「昨晩ちんちんを水で洗ってな」
|
北小岩 |
「冷たくなかったですか」
|
小林 |
「もちろん冷たい。
それにも耐え、
精神を統一しようと思い
縁台に座ったんや。
なぜか睡魔に襲われて、
しばらく寝てしまった」
|
北小岩 |
「危険ではございませんか」
|
小林 |
「九死に一生を得たな」
|
北小岩 |
「そこまで凄まじい
体験だったのですね」
|
小林 |
「そやな」
|
北小岩 |
「どうなったのですか」
|
小林 |
「ちんちんを
出したままやったから、
イチモツが凍ってしまい、
ちん柱になってしまったんや」
|
北小岩 |
「うひ〜〜〜!
それは恐ろしい」
|
小林 |
「危なく使えなくなる
ところだったわ」
|
北小岩 |
「ご無事で何よりです」
|
先生の場合、ちんちんは
小便をする道具でしかないので、
壊れたところで支障はないであろう。
|
北小岩 |
「あれっ?
あそこの信号機、
何やら立体的になっている気が
いたしませんか」
|
小林 |
「確かにな。
むっ、
信号が青になるかと思ったら、
その部分から大きな
ちんちん状のものが出てきたで。
男が優先的に渡ってええ
というこっちゃな」
|
信号待ちをしていたイケメンたちと一緒に渡ると。
|
北小岩 |
「しまった!
横断歩道の白い線が
ごきぶりホイホイのように
なっております」
|
小林 |
「動けん!」
|
信号機を見ると
『ここにいる男のモノをご自由に』
とのシグナルが点滅している。
「キャッ!」
女性たちはいっせいに
イケメンのもとに走り、思い思いに触り始めた。
|
小林 |
「俺たちも弄ばれてしまうんやな」
|
心なしかうれしそうな先生。
「こいつらどうする?」
「私、今ストレスたまってんのよ」
「ちょうどいいから蹴り上げましょう」
女性はハイヒールの先に、金づちを装着した。
「こっちのやつは勘弁してやろう。
でもこいつは見るからに許せない!」
キーン キーン
|
小林 |
「うぎょ〜!」
|
女性たちは先生に容赦なかった。
その判断は、正しいと言わざるを得ないであろう。 |