KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百九拾壱・・・横断歩道

小林 「ふぃ〜くしょん」
北小岩 「大丈夫でございますか」
小林 「昨晩ちんちんを水で洗ってな」
北小岩 「冷たくなかったですか」
小林 「もちろん冷たい。
 それにも耐え、
 精神を統一しようと思い
 縁台に座ったんや。
 なぜか睡魔に襲われて、
 しばらく寝てしまった」
北小岩 「危険ではございませんか」
小林 「九死に一生を得たな」
北小岩 「そこまで凄まじい
 体験だったのですね」
小林 「そやな」
北小岩 「どうなったのですか」
小林 「ちんちんを
 出したままやったから、
 イチモツが凍ってしまい、
 ちん柱になってしまったんや」
北小岩 「うひ〜〜〜!
 それは恐ろしい」
小林 「危なく使えなくなる
 ところだったわ」
北小岩 「ご無事で何よりです」

先生の場合、ちんちんは
小便をする道具でしかないので、
壊れたところで支障はないであろう。

北小岩 「あれっ?
 あそこの信号機、
 何やら立体的になっている気が
 いたしませんか」
小林 「確かにな。
 むっ、
 信号が青になるかと思ったら、
 その部分から大きな
 ちんちん状のものが出てきたで。
 男が優先的に渡ってええ
 というこっちゃな」


信号待ちをしていたイケメンたちと一緒に渡ると。

北小岩 「しまった!
 横断歩道の白い線が
 ごきぶりホイホイのように
 なっております」
小林 「動けん!」

信号機を見ると
『ここにいる男のモノをご自由に』
とのシグナルが点滅している。

「キャッ!」

女性たちはいっせいに
イケメンのもとに走り、思い思いに触り始めた。

小林 「俺たちも弄ばれてしまうんやな」

心なしかうれしそうな先生。

「こいつらどうする?」

「私、今ストレスたまってんのよ」

「ちょうどいいから蹴り上げましょう」

女性はハイヒールの先に、金づちを装着した。

「こっちのやつは勘弁してやろう。
 でもこいつは見るからに許せない!」

キーン キーン

小林 「うぎょ〜!」


女性たちは先生に容赦なかった。
その判断は、正しいと言わざるを得ないであろう。

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2016-01-31-SUN

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