小林 |
「何かざわついとるな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「町の学者連中が
そろっとるようや」
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町の
学者A |
「物理学的に見て、
解答を導きだせませんな」
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町の
学者B |
「まったく怪奇現象としか
いいようがないですな」
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町の
学者C |
「怪奇現象というか、
快感現象とでもいったほうが
よろしいかと」
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小林 |
「今、気になる発言がなかったか」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「俺たちにとっても、
かなり有益な発言やったな」
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北小岩 |
「御意でございます」
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小林 |
「確認してみるか」
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北小岩 |
「かしこまりました。
あのう、わたくしたち、
気持ちのよいことにかけては
尋常ではなく敏感なのですが、
町の学者C様が
重要なことをおっしゃった気が
いたしましたが」
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町の
学者C |
「快感現象ですか」
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小林 |
「そやな。
そういうことは、
ぱっくり聞かせてもらおうやないか」
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町の
学者C |
「実はですね、
この広場のある場所で
ある態勢をとると、
とても気持ちいいのです」
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小林 |
「望むところやな」
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町の
学者C |
「しかし、
その理由がよくわからんのです」
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小林 |
「理由などどうでもええが、
どうするんや」
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町の
学者C |
「まず、
この場所に寝っ転がってください」
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小林 |
「・・・むむむむむっ!」
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町の
学者C |
「いかがですか」
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小林 |
「まるで女の秘所に
なったような気分や!」
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町の
学者C |
「そうでしょう。
次にお二人でこちらとこちらに
しゃがんでください」
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北小岩 |
「むむむむむっ!
おっぱいの先が屹立したようで、
気持ちよくなってまいりました」
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町の
学者C |
「そうでしょう。
とはいえこれだけ学者が
顔をそろえても
なぜだかわからんのですよ」
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小林 |
「なるほどな。
この謎を解くにはヘリがいるな」
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学者たちは疑心暗鬼であったが、
先生の忠告にしたがいヘリを飛ばすことにした。
翌日。
ばばばばばっ
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町の
学者C |
「あれは!」
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小林 |
「やはり地上絵のせいやったな」
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先生が秘所気分になったところは、
空から見ると、寝そべった人が
重要な箇所になるように絵が描かれている。
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北小岩 |
「そして先生とわたくしが
パイパイな気分になったのは」
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二人がそれぞれその位置にうずくまると、
うずくまった人が乳首になるように
描かれていたのだ。
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町の学者Cは著名な考古学者なのだが、
先生の勘が上回ったようである。
それにしても、いつの時代に誰が
このような地上絵を描いたのか、
謎は深まるばかりである。 |