KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の伍百九拾四・・・水族館

小林 「水族館はええなあ」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「あんなに自由に泳げたらなあ」
北小岩 「体験したことのない世界を
 漂流できますものね」
小林 「そやな。
 水着の女の秘所に近づく
 またとないチャンスやな」
北小岩 「そこでございますか・・・」
小林 「お前そんなところで
 かっこつけるなよ!」
北小岩 「へっ」
小林 「屁はこくなよ。
 じゃあ聞くが、
 お前が魚になったとして、
 小股の切れ上がったええ女が
 射程距離に入ったとする。
 どうするんや」
北小岩 「大変申し訳ございませんでした。
 全開でエラ呼吸をし、
 急行いたします!」
小林 「そやろ」


ぽちゃちん

小林 「今、不穏な音がしなかったか」
北小岩 「股間に寒気が走りました」

「うお〜、
 ちんちんが水槽に落ちた!」

何のはずみでそうなったのかはわからない。
しかし、その男はおちんちんを
危険な魚がうごめく魔窟に落としてしまったのだ。

北小岩 「あのおちんちんさんは、
 どうなってしまうのでしょう」
小林 「男にとっては
 耐えられん結末に
 なってしまうわな」

獲物の気配を感じ、
シュモクザメの目が光った。

おちんちん危機一髪の悲報を聞き、
水族館中の男たちが集結した。

「がんばれ、おちんちん!」

「俺たちがついてるぞ!」

「フレー、フレー、ちんちん!
 ふれふれちんちん!
 ふれふれちんちん!」

いつの間にか応援団が結成されている。

シュモクザメが口を開けた。

「うお〜〜〜!」

男たちが大声を出す。とその時。

北小岩 「玉袋がクラゲのように
 伸びました!」
小林 「飛び出た目ん玉を、
 二つの金玉でふさぎおったな」


ど〜ん

シュモクザメは水槽の壁に激突した。

「やった!」

男たちは歓声をあげたが、その69秒後、
おちんちんは巨大なイソギンチャクに
捕らえられてしまいました。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-02-21-SUN

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