ひらひらひら〜
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小林 |
「桜が散っていくな」
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ひらひらひら〜
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北小岩 |
「わたくしの心には積もらず、
さよならでございます」
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小林 |
「ずいぶん詩的なことを
言うようになったな」
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ひらひらひら〜
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小林 |
「むっ!」
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先生がむっ! を発したのも、むべなるかな。
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小林 |
「お前も見たな」
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北小岩 |
「はい、確かに」
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小林 |
「あのように素晴らしいものが、
ひらひら舞っているとはな」
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北小岩 |
「まったくでございます」
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二人は全速力で、ひらひらを追った。
「待って〜!」
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小林 |
「小股の割れ上がった
ええ女やな。
うっしゃ〜!」
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ひらひらは、彼女のパンティであった。
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小林 |
「このまぶしい白をあなたに」
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パンティ
ひらひら
女性 |
「何よ、いやらしいわね!」
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ばし〜ん
頬を思いっきり張られた。
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小林 |
「俺は女の気持ちが
わからんのかな・・・」
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北小岩 |
「先生がパンティを
お渡しになった時の手ですが、
人差し指と中指の間から
親指が出ておりました」
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「う〜〜〜!」
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北小岩 |
「男の方が
お尻を押さえております。
どうなさいましたか?」
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お尻を
押さえて
いる男 |
「彼女を怒らせてしまったんだけど、
いつの間にか生理痛の話になって、
あなたなんかに女のつらさは
わからないと言われ」
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北小岩 |
「はあ」
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お尻を
押さえて
いる男 |
「生理痛は
毎日浣腸をされ続けるぐらい
つらいと言われ、
女の気持ちを知るためには
毎日浣腸し続けると言われ」
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北小岩 |
「お尻が壊れてしまったのですね」
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「うげきゃ〜〜〜!」
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北小岩 |
「あちらでも悲鳴が。
悪い予感がしますが、
一応聞いてみます。
どうされましたか」
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ちんちん
を押さえ
ている男 |
「妻から男のあんたなんかにゃ、
女のつらさはわからないと
言われ、
出産のつらさは
ちんちんをワニに
噛まれ続けるほどだと言われ、
実際に噛まれ続け」
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北小岩
&小林 |
「・・・」
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男には、一生女の気持ちは
わからないかもしれない。
とはいえこのような仕打ちが
正しいかといえば、
それも男にはわからない。 |