KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百壱・・・女の気持ち

ひらひらひら~

小林 「桜が散っていくな」

ひらひらひら~

北小岩 「わたくしの心には積もらず、
 さよならでございます」
小林 「ずいぶん詩的なことを
 言うようになったな」

ひらひらひら~

小林 「むっ!」

先生がむっ! を発したのも、むべなるかな。

小林 「お前も見たな」
北小岩 「はい、確かに」
小林 「あのように素晴らしいものが、
 ひらひら舞っているとはな」
北小岩 「まったくでございます」

二人は全速力で、ひらひらを追った。

「待って~!」

小林 「小股の割れ上がった
 ええ女やな。
 うっしゃ~!」

ひらひらは、彼女のパンティであった。

小林 「このまぶしい白をあなたに」
パンティ
ひらひら
女性
「何よ、いやらしいわね!」

ばし~ん

頬を思いっきり張られた。

小林 「俺は女の気持ちが
 わからんのかな・・・」
北小岩 「先生がパンティを
 お渡しになった時の手ですが、
 人差し指と中指の間から
 親指が出ておりました」


「う~~~!」

北小岩 「男の方が
 お尻を押さえております。
 どうなさいましたか?」
お尻を
押さえて
いる男
「彼女を怒らせてしまったんだけど、
 いつの間にか生理痛の話になって、
 あなたなんかに女のつらさは
 わからないと言われ」
北小岩 「はあ」
お尻を
押さえて
いる男
「生理痛は
 毎日浣腸をされ続けるぐらい
 つらいと言われ、
 女の気持ちを知るためには
 毎日浣腸し続けると言われ」
北小岩 「お尻が壊れてしまったのですね」

「うげきゃ~~~!」

北小岩 「あちらでも悲鳴が。
 悪い予感がしますが、
 一応聞いてみます。
 どうされましたか」
ちんちん
を押さえ
ている男
「妻から男のあんたなんかにゃ、
 女のつらさはわからないと
 言われ、
 出産のつらさは
 ちんちんをワニに
 噛まれ続けるほどだと言われ、
 実際に噛まれ続け」
北小岩
&小林
「・・・」


男には、一生女の気持ちは
わからないかもしれない。
とはいえこのような仕打ちが
正しいかといえば、
それも男にはわからない。

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2016-04-10-SUN

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