金持ち
の友人 |
「先生、ゴルフの方はいかがですか」
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小林 |
「7年前にやったな」
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金持ち
の友人 |
「どうでしたか」
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小林 |
「己のゴールデンボールを
カップインしてしまったな」
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金持ち
の友人 |
「意味がまったくわかりませんが」
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小林 |
「陰毛紳士というヤツがおってな」
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金持ち
の友人 |
「けったいな方ですね」
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小林 |
「そいつがいうには、
ゴールデンボールを
ホールインすると
罰金玉といって」
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金持ち
の友人 |
「くだらないなあ」
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小林 |
「そのままホールが縮んで
玉が万力で
締め上げられている状態になり」
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金持ち
の友人 |
「状態になり」
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小林 |
「つぶれてしまったんや」
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金持ち
の友人 |
「うげ〜。
そんな恐ろしいコースで
プレイしたことがあるのですか」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「先生は
まったく意味のない修羅場を、
星の数ほどくぐってきております」
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金持ち
の友人 |
「そうですか。
じゃあ物足りないかもしれないな。
『恥ずかしい穴コース』に
誘おうと思ったんだけど」
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小林 |
「恥ずかしい穴か。
気になるな」
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金持ち
の友人 |
「穴を見るだけでも
価値がありますよ」
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小林 |
「ともかく
7年前のようなことには
ならんやろ。
行ってみるか」
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怪しげなカントリークラブで、
先生がドライバーショットすると。
コーン
ゴルフをしたことのない先生が打ったボールは、
極端に大きく右側にそれてしまった。
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金持ち
の友人 |
「ラフですね」
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ボールを見つけた二人だったが。
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北小岩 |
「むっ!
先生、このラフは!!」
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小林 |
「こ汚ねえ野郎の陰毛やないか!」
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そこには長さ1メートル以上ある陰毛が
繁茂している男が仰向けになっており、
陰毛の中に先生のボールが
入り込んでしまっている。
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小林 |
「しゃあない。
ここからフェアウエーに
戻すしかないな」
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キャディー役の北小岩くんが、アイアンを渡すと。
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小林 |
「北小岩、よく見てみろ」
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北小岩 |
「あっ、このラフの方、
陰毛だけとてつもなく長いのに、
ブツは
ペットボトルのふたぐらいしか
ございません」
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小林 |
「竜頭蛇尾やな。
いや、それでは
蛇の尾っぽに失礼やな」
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小林&
北小岩 |
「あはははははは
はははははははは」
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陰毛が
1メー
トル以上
ある男 |
「なんだとこの野郎!」
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男が怒って立ち上がった。
あまりに異様な光景に師弟は恐れおののき、
逃げ出した。
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陰毛が
1メー
トル以上
ある男 |
「待てえ〜〜〜!」
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小林&
北小岩 |
「うわ〜〜〜!」
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ぼちゃ〜〜〜ん!
池に落ちたと思ったら、
それは大きな肥溜めだった。 |