KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百伍・・・岳

山に
詳しい
「日本には実は
 富士山より高い山があるのではと
 言われてます」
小林 「初耳やな」
山に
詳しい
「登りに行きませんか」

先生がエロ本のやり取りで懇意にしている
山に詳しい人のクルマに乗り、
久しぶりの登山となった。

小林 「ふう。
 ここが頂上やな」
北小岩 「確かに富士山より
 高い気がいたします」

ふにゃ〜

北小岩 「むっ。
 急に山に元気がなくなり、
 小さくなった気がいたします」
山に
詳しい
「そうなんです。
 この山は『おちんちん岳(だけ)』
 と言って、
 多分元気な時には
 富士山より高いのですが、
 中折れ状態になると
 だいぶ低くなってしまう
 ようなのです」
北小岩 「わたくし、
 この山は知りませんでしたが、
 人気はあるのですか」

山に
詳しい
「女性に高い人気を
 誇るはずなんですが、
 アンケートをとると
 あまり結果がよくないのです」
北小岩 「なぜですかね」
小林 「あそこにちょうど女がおる。
 聞いてみるか。
 君たちが一番好きな山は
 どこや?」
女性A 「そんな質問には答えられないわ」
女性B 「恥ずかしいものね」
小林 「今俺たちは、
 この山がどれぐらい人気があるか
 リサーチしとるんや」
女性A 「そんなこと言われても、
 私たち乙女だしね」
女性B 「女心がまったくわからない男ね」
小林 「ごちゃごちゃ言わんと、
 はよ言わんかい!」

先生の怒声に負け、
女性はつい口走ってしまった。

女性A 「私が好きなのは
 『おちんちん岳(だけ)』よ!」
女性B 「私も『おちんちん岳(だけ)』が
 好きよ!」
小林 「ぷぷぷっ。
 聞いたか、北小岩」
北小岩 「はい確かに。
 おちんちんだけが好きと
 おっしゃられました」
小林 「相当の好きもんやな」
女性A 「何言ってんのよ!」
女性B 「ゆるせない!
 ピッケルあったわよね」
女性A 「こんな腐った奴らの
 おちんちん岳に登るのは
 しゃくだけど、
 ピッケルで行くわよ!」
女性B 「オー!」

グサッ! グサッ!!

小林&
北小岩
「うお〜〜〜!」

師弟のおちんちん岳は、
ピッケルにより制覇された。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-05-08-SUN

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