KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百六・・・自然の流れ

変な
哲学者
「今を生きる人たちは、
 自然の流れを大切にして
 おりませんな」
小林 「自然の流れって、
 どういうこっちゃ」
変な
哲学者
「水の流れの如くある
 ということですな」
北小岩 「水の流れの如く生きられれば、
 こんなに素敵なことはないですね」
変な
哲学者
「なるべく大勢の人で
 自然の流れを体感いたしましょう」

先生と弟子は、何がなんだかわからぬままに、
町の人々に声をかけた。

北小岩 「先生のお知りあいの」
町の人 「先生はお尻で愛しあうのかい」
北小岩 「いえいえ。
 先生の前の部分が小さいのは
 ご存知ですか」
町の人 「ああ知ってるよ。
 有名だろ」
北小岩 「どのように
 認識されておりますか」
町の人 「どうもこうもないだろ。
 ペットボトルのふたぐらいの
 大きさなんだろ」
北小岩 「そうでございます。
 そして、前に劣らず
 後ろの方も
 小さいのでございます」
町の人 「ケツの穴が極端に
 小さい男なのか」
北小岩 「もちろんでございます。
 油断すると
 ふさがってしまうほどの
 小ささでございます」
町の人 「ほんとうか。
 じゃあ、お尻愛ではないな」
北小岩 「ええ。
 話を戻しますが」
小林 「お前なあ、
 本題に入るまでが
 関係ない話で長すぎるやろ」
北小岩 「あっ、先生。
 申し訳ございません。
 先生がいかに
 ケツの穴の小さな男かと」
小林 「もうええ。黙っとれ。
 ともかく、俺の知り合いに
 変な哲学者がおって、
 自然の流れを体感させたいから
 できるだけ多くの町の民を
 集めてくれという話なんや」
町の人 「わかりました」

後日町はずれに69人の男たちが集結した。

変な
哲学者
「みなさん、
 よくぞお集まりいただきました。
 今から10リットルの
 水が入った容器をくばるので、
 パンツを脱いでください」
一同 「???」
変な
哲学者
「私が見本を見せます。
 大量の水を飲みながら、
 同時におしっこをするのです。
 そうすると、
 身体が一本のくだになります」

ごくじゃ〜 ごくじゃ〜 ごくじゃ〜

変な
哲学者
「みなさんも続いてください」


ごくじゃ〜 ごくじゃ〜 ごくじゃ〜
ごくじゃ〜 ごくじゃ〜 ごくじゃ〜

変な
哲学者
「ではフィナーレです。
 みんなでそこにある
 肥溜めに入りましょう。
 肥溜めに入って、
 糞をするのです。
 これぞ自然の流れ」

どぼ〜ん ぶりっ

小林 「帰ろうか」
北小岩 「そうでございますね」


自然の流れで生きる。
賛同者は多いかもしれない。
だけど、こういうことではないだろね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-05-15-SUN

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