「きゃ〜!」
えへへへ。
「何すんのよ!」
えへへへ。
「頭きた!」
「そっちに逃げたわ!」
「きゃ〜っ!」
えへへへ。
「やめなさいよ!」
「つかまえた!」
えへへへ。
「どこさわってんのよ!」
「また逃げたわ!」
「あっちに追い込んで!」
ぐわっ
「あ〜〜〜!」
どかっ
「汚ねえ!
糞が山盛りになってる!」
「ざまあみろ!」
一体どういうことであろうか。
実は先生の町は、
スカートめくりやおさわりに寛容なのだ。
今どきそんなことをすると
警察のお世話になるところだが、
この町の女性らは通報しないかわりに、
かたきは自分たちでしっかりとるのである。
この男も、鬼ごっこのように
スカートめくりしたりおさわりしたり、
狼藉を働いていたのだが、落とし穴に追い込まれた。
穴にはどこでこんなに調達したんだ!
と驚愕するほどの糞が入っていた。
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小林 |
「ところが近頃
女たちの様子が変わってきたな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「町のいたる所に
看板が立てられたやろ」
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北小岩 |
「度肝を抜かれました」
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看板には、怒りの文字で
『根こそぎいく!!』と書かれた。
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北小岩 |
「おちんちん以外に
考えられませんね。
根こそぎなんて、
まるで雑草みたいですが」
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小林 |
「ちんちんと雑草は、
どこか似てるな。
危険や」
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「うお〜〜〜!」
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小林 |
「あの声は、
町一番の喧嘩自慢やな」
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北小岩 |
「まさか彼ほどの猛者が、
根こそぎいかれるはずはないと
思いますが。
はっ!」
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小林 |
「ヤツのブツを
根こそぎできる女がおった」
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北小岩 |
「世界金的空手選手権で優勝した、
アマゾネス軍団の方ですね」
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町一番の猛者がちんちんを根こそぎもっていかれた。
今後、町の男らのちんちんはどうなってしまうのか。
注目したいといいたいところであるが、
そんなこと、注目しないでよいであろう。 |