KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百拾六・・・花火会場にて

ひゅ〜 どど〜ん

北小岩 「美しいでございます」
小林 「そやな」
北小岩 「浴衣の女性たちも、
 負けず劣らず美しいでございますね」
小林 「むっ!
 あそこにおる浴衣の女が、
 奇妙な動きをしとる」
北小岩 「お股に手を当てております」
小林 「間違いないな」
北小岩 「そうでございますね。
 トイレとかなり離れていますから」
小林 「急を要する時には、
 草むらに入ってするしかないわな」
北小岩 「行ってみますか」
小林 「当然やな」

やはり女性は草むらに入っていった。
そこで小用を足すのであろうか。
二人が猛ダッシュをかける。

ズボッ

北小岩 「しまったでございます!」
浴衣の
女性
「近頃、町に出歯亀がでるから
 鎌をかけてみたら、
 やっぱりあんたたちね」

草むら放尿を見学しようとした師弟であったが、
やはりこのざまだ。
落とし穴の中には、
当然犬の糞が大量に仕掛けられていた。

小林 「目を打って
 火花が散っているところに、
 糞が飛び込んできおった!」
北小岩 「わたくしもでございます!」
小林 「ある意味、
 糞花火と言ってもいいわな」
北小岩 「一生、
 見学したくない花火でございました」


その後、何とか穴から抜け出した師弟は。

北小岩 「今年は特別な花火があると
 聞いております」
小林 「裏会場でやるらしいな。
 行ってみるか」

ぽきん ど〜ん!

小林 「不穏な音がしたな」
北小岩 「わっ!
 おちんちんが
 打ち上げられております!!」
小林 「命がけや!」

今年、裏会場では、
チン花火が目玉になっているらしい。

しゅるしゅるしゅるしゅる

北小岩 「ねずみ花火のようなものが、
 女性のスカートの中に
 入っていきました!」

小林 「スカートのさらに奥、
 パンティの中まで届いたな」

ぴかっ!

秘所のあたりが光り、
二人の目にはそこが透けて見えた気がした。
これはマン花火である。
チン花火にマン花火、
もちろん夏の風物詩になる実力はないが、
なってはならないであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-07-24-SUN

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