小林 |
「なかなかよい景色やな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「これを風光明媚というんやろな」
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北小岩 |
「間違えございません」
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先生の町には「万」という名の女子寮があり、
物干しに大量のパンティが干される時がある。
色とりどりのパンティが風にたなびくさまは、
エッチな鯉のぼりを彷彿させる。
ひらひら〜
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小林 |
「見たか」
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北小岩 |
「確かに」
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小林 |
「中でも
一番えげつないパンティが
風に飛ばされたな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「飛ばされたパンティの所有者は、
誰やと思う?」
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北小岩 |
「中でもとびきり美しい
『ミス万』さんのではございま」
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弟子が言い終える前に、先生はダッシュしていた。
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小林 |
「万さんの大切なところが
触れていたお宝は、
俺のもんやな」
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どさっ
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小林 |
「うお〜!」
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べちょ
「近頃飛ばされたパンティを
探しても見つからないと相談を受けて、
私のパンティを飛ばしてみたけど、
やっぱりお前か!」
そこには先生の好みの対極にいる女性が
仁王立ちしていた。
先生が存在している落とし穴の中には、
当然犬の糞が大量に仕掛けられている。
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小林 |
「お前のだとわかっていたら、
ゴミ箱に捨てとるわ!」
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「なに〜!
きい〜〜〜!」
どさどさどさ
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小林 |
「くせ〜〜〜!」
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頭上からも糞の雨を降らされてしまった。
何とか穴から抜け出した先生であったが。
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小林 |
「俺は服を一着しか持っとらん。
洗って乾くまで、
全裸でいなければならん」
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北小岩 |
「あそこに
見たことのない洗濯屋さんが
できております。
のぞいてみましょう」
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ドアを開けると。
「いらっしゃいませ!
とにかく裏におまわりください」
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小林&
北小岩 |
「???」
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がちゃ
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北小岩 |
「うわっ!
わたくし、田舎の港町で
これとそっくりな光景を
見たことがございます」
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小林 |
「スルメイカを干しとるところやろ」
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北小岩 |
「しかし、
これはイカではございません」
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洗濯屋 |
「もちろんイカではなく、
イカ臭かったおちんちんです。
おちんちんは
普通に洗っただけでは
イカ臭さはとれません。
赤貝やアワビといった女の秘所を
連想させるもののエキスを
洗剤に69%の割合で混ぜてしごき、
天日で干すといい感じになります」
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信憑性のない話しであろう。
それにしても先生の町のお店はもちろん、
先生の住む町自体存在する意味があるのかどうか、
よくわからない。 |