KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百拾八・・・干す

小林 「なかなかよい景色やな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「これを風光明媚というんやろな」
北小岩 「間違えございません」

先生の町には「万」という名の女子寮があり、
物干しに大量のパンティが干される時がある。
色とりどりのパンティが風にたなびくさまは、
エッチな鯉のぼりを彷彿させる。

ひらひら〜

小林 「見たか」
北小岩 「確かに」
小林 「中でも
 一番えげつないパンティが
 風に飛ばされたな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「飛ばされたパンティの所有者は、
 誰やと思う?」
北小岩 「中でもとびきり美しい
 『ミス万』さんのではございま」

弟子が言い終える前に、先生はダッシュしていた。

小林 「万さんの大切なところが
 触れていたお宝は、
 俺のもんやな」

どさっ

小林 「うお〜!」

べちょ

「近頃飛ばされたパンティを
 探しても見つからないと相談を受けて、
 私のパンティを飛ばしてみたけど、
 やっぱりお前か!」

そこには先生の好みの対極にいる女性が
仁王立ちしていた。
先生が存在している落とし穴の中には、
当然犬の糞が大量に仕掛けられている。

小林 「お前のだとわかっていたら、
 ゴミ箱に捨てとるわ!」


「なに〜!
 きい〜〜〜!」

どさどさどさ

小林 「くせ〜〜〜!」

頭上からも糞の雨を降らされてしまった。
何とか穴から抜け出した先生であったが。

小林 「俺は服を一着しか持っとらん。
 洗って乾くまで、
 全裸でいなければならん」
北小岩 「あそこに
 見たことのない洗濯屋さんが
 できております。
 のぞいてみましょう」

ドアを開けると。

「いらっしゃいませ!
 とにかく裏におまわりください」

小林&
北小岩
「???」

がちゃ

北小岩 「うわっ!
 わたくし、田舎の港町で
 これとそっくりな光景を
 見たことがございます」
小林 「スルメイカを干しとるところやろ」
北小岩 「しかし、
 これはイカではございません」
洗濯屋 「もちろんイカではなく、
 イカ臭かったおちんちんです。
 おちんちんは
 普通に洗っただけでは
 イカ臭さはとれません。
 赤貝やアワビといった女の秘所を
 連想させるもののエキスを
 洗剤に69%の割合で混ぜてしごき、
 天日で干すといい感じになります」

信憑性のない話しであろう。
それにしても先生の町のお店はもちろん、
先生の住む町自体存在する意味があるのかどうか、
よくわからない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2016-08-07-SUN

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