だら〜ん
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小林 |
「さすがにこの季節、
働く気がせんな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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だらだら〜ん
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小林 |
「俺たちの労働がなければ、
日本の生産性が落ちるな」
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北小岩 |
「無論でございます」
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この18年間、
先生がまともに働いている姿を見ただろうか。
確かにエロ本の鑑識眼は一目置かれている。
しかし、それがどうしたというのであろう。
先生たちの労働がなければ、
日本の生産性は落ちるどころかむしろあがる。
先生が落ちた方がよいのは、
糞が仕掛けられた落とし穴であるが、
そんなことは日本にとって
さらにどうでもよいことだ。
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小林 |
「俺たちの労働意欲を
向上させるものはないんかい」
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北小岩 |
「あそこをご覧ください」
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「おはよ〜ん。
みんながんばってるかな。
きゃ〜っ」
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小林 |
「見たか」
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北小岩 |
「しかと」
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小林 |
「町一番のセクシー美女が、
エッチな表情で
町の男らにあいさつ、
叱咤激励したわけやが、
ミニスカートが風でまくれ」
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北小岩 |
「黒い影が見えたような気が
いたしました」
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小林 |
「俺たちの労働意欲に
翼をつけるのは、
彼女以外にはおらんな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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しかし、彼女のセクシーさは
裏目に出てしまった。
「うっ、うう〜〜〜」
「あっ、ああ〜〜〜」
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小林 |
「さっきから
男の変な声が聞こえてくるな」
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北小岩 |
「男にとっては
身に覚えのある声ですね」
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小林 |
「おっ、
エリートビジネスマンが
駆けてくで」
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北小岩 |
「どうしたのでございますか」
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エリート
ビジネス
マン |
「セクシー美女が婚活のために、
町の仕事ができる男たちに
全裸同然の写真をつけて、
残暑見舞いを送ったのです」
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北小岩 |
「先ほどから
男たちの聞きたくない声が
聞こえてくるのですが、
何か関係するのですか」
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エリート
ビジネス
マン |
「美女が
漢字を間違えてしまって」
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北小岩 |
「どういうことでしょう」
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エリート
ビジネス
マン |
「『暑い日が続きます。
どうかご自愛ください』
と書くところを」
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北小岩 |
「書くところを」
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エリート
ビジネス
マン |
「『どうかご自慰ください』
って書いてしまったんだ。
それで仕事ができる男たちが
いっせいにご自慰してしまい」
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この町のエリートも・・・。
くだらな過ぎ。 |