ひゅ〜
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北小岩 |
「だいぶ涼しい日も
増えてまいりました」
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ひゅ〜ひゅ〜
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北小岩 |
「風の中にたっぷり
秋成分が潜んでおります。
そうでございます。
イチモツには、
夏に辛い思いを
させてしまいましたから」
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弟子はおもむろにブツを取り出す。
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北小岩 |
「イチモツはお昼寝中ですが、
秋風に揺れる陰毛が
何とも風流でございます。
縮れた黒いススキの如く」
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ぶ〜ん
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北小岩 |
「蚊がお昼寝中のモノに
とまりました。
このままでは
大切なところの血を
吸われてしまいます。
えいっ!」
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キーン
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北小岩 |
「げげっ。
誤って玉金に
張り手を
見舞ってしまいました」
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小林 |
「お前さっきから何しとるんや。
変態か」
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北小岩 |
「あっ、先生。
めっそうもございません。
お毛けがススキの」
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郵便屋さん |
「郵便で〜す!
きっと
ろくでもないことだと
思いま〜す」
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北小岩 |
「ご丁寧に
ありがとうございます」
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郵便屋さん |
「どういたしまして」
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北小岩 |
「え〜と。
先生、隣の隣の隣の市から
会議に出てくださいとの
連絡です。
往復の切符も入ってますし、
何より謝礼として
二人で30円いただける
そうです」
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小林 |
「いってみるか」
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二人で30円の駄賃で喜々として動く。
役には立たないが、
得難い存在ではあるかもしれない。
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市の偉い人 |
「お忙しい中
大変申し訳ございません。
実は我が市と隣の市が
合併して、
新しい市に
生まれ変わる予定なのです」
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市の偉い人と先生が懇意な理由は、
エロ本のやり取りにあるだろう。
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市の
偉い人 |
「それで
新しい市のユニフォームを
どうするか、
議論がまとまらないので
先生に来ていただきました」
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小林 |
「合併後、
市の名前はどうするんや」
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市の
偉い人 |
「まだ発表前なので、
内密にしていただけますか。
新市名は
『ふんど市(ふんどし)』に
決まりました」
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小林 |
「なるほどな」
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市の
偉い人 |
「ユニフォームは、
男は越中ふんどしで
いいと思うのですが、
女性がね」
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小林 |
「ここに
キレイどころを呼んで
協議しようか」
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数分後、キレイどころを交え協議したのだが。
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小林 |
「俺は女のユニフォームは、
スケルトンのふんどしが
ええと思う。
なあ、北小岩。
この人がスケルトンの
ふんどしをしめているところを
想像してみようや」
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小林&
北小岩 |
「うへへへへ〜〜〜」
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キレイ
どころ |
「スケルトンのふんどしじゃ、
大切なところが
丸見えじゃない。
くらえ!」
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キーン キーン
キレイどころは男らがもっとも恐れる武術、
金玉空手の有段者であった。
師弟は気絶し夢を見たのだが、
夢の中でも金玉を蹴られ
濃い脂汗をかいて飛び起きた。 |