KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百参拾壱・・・蜂

ぶ〜ん

小林 「しまった!」
北小岩 「蜂が先生のふんどしに
 闖入いたしました」
小林 「俺のブツが巨大な敵と間違われ、
 本気で攻撃されてしまうわ」
北小岩 「恐ろし過ぎることでございます!」
小林 「一撃でしとめんと、
 ブツの寿命が終わる」
北小岩 「以前エロ本を拾った際に、
 なぜかパンティ泥棒を撃退する
 金玉空手のページがございました。
 わたくしそれを参考にして、
 一生懸命練習したのです。
 その技を使ってみたいと思いますが、
 覚悟はよろしいですか」
小林 「ブツが蜂にやられて、
 蜂の巣状になるよりはましや。
 頼むわ」
北小岩 「かしこまりました。
 では歯をくいしばって、
 いえいえ、
 イチモツをくいしばってください」
小林 「ああ」
北小岩 「いきますよ!」

ぶ〜ん

北小岩 「あっ、
 蜂が何事もなかったかのように、
 出てまいりました」
小林 「俺のイチモツを
 ヒグマと勘違いして、
 恐れをなして出てきやがったな」
北小岩 「違うと思います。
 きっと蜂さんは、
 先生のブツを
 折れた細い小枝かなにかと思って、
 攻撃対象にしなかったのだと
 思います」

小林 「お前、
 俺のブツの大きさに関して、
 大いなる勘違いをしとるな。
 まあ、ええわ。
 ところで裏山に住む
 蜂の噂を知っとるか」
北小岩 「存じません」
小林 「蜂の秘密を知った
 町の男たちが、
 蜂の巣をつついたような大騒ぎ
 という話や」
北小岩 「そうなのでございますか」
小林 「大変なこっちゃ」
北小岩 「雀蜂よりも危険な蜂が
 大発生しているのですか」
小林 「ある意味、
 危険なような危険じゃないような」
北小岩 「謎は深まるばかりですね。
 裏山に行ってみましょう」

現場に到着すると、
すでに町のスケベたちが集まっていた。

北小岩 「いったい何が
 あったのでございますか」
町の
スケベ
「スケベな蜂が
 大発生したんだよ」
北小岩 「どういうことでございますか」
町の
スケベ
「蜂が夜中に
 女のパンティの中に入って、
 秘所から出る蜜を集めているんだ」
北小岩 「なんと!」
町の
スケベ
「俺たちは秘所蜂と
 呼んでるんだけどな」
北小岩 「皆さまは
 女性たちを蜂から守るために、
 撃退しにきたのですか」

町の
スケベ
「バカいうなよ。
 蜂が集めた女の秘所の蜜を、
 奪いにきたんだよ」
町の
スケベ
「思う存分、
 舐め味わおうと思ってな」
北小岩 「・・・」

先生の町は、蜂までスケベらしい。
それにしても、この町のスケベたちって・・・。

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2016-11-06-SUN

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