小林 |
「この世で一番強い職業は
何か知ってるか」
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北小岩 |
「お相撲さんではないですか」
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小林 |
「それもかなり強いわな」
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北小岩 |
「先生は以前、
大変な目にあったと
おっしゃってましたね」
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小林 |
「相撲部屋を
見に行ったことがあってな」
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北小岩 |
「エロ本を通じて
懇意にされていた社長が、
タニマチを
されていたのですね」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「いかがでしたか」
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小林 |
「社長が一緒だったんで、
普通は入れないとこに
入ってな」
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北小岩 |
「うらやましいでございます」
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小林 |
「いや。
それが地獄の入口やった」
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北小岩 |
「どういうことでしょうか」
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小林 |
「相撲部屋の隅のところに
鉄砲柱があるやろ」
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北小岩 |
「はい。
一心に突っ張りの稽古を
している姿は、
求道者にも見えますね」
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小林 |
「俺は鉄砲柱に
どれぐらいの力が
かかっているのかと思って、
柱に身体をつけていたんや」
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北小岩 |
「それは凄い体験ですね。
いかがでしたか」
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小林 |
「敬虔な気持ちになったな」
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北小岩 |
「さすが先生でございます!」
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小林 |
「ところがな、
そいつが突っ張りをしながら
ずるっとこけよってな」
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北小岩 |
「えっ!」
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小林 |
「強烈な突っ張りが
俺のちん柱に
入ってしまったんや」
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北小岩 |
「なんと!」
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小林 |
「全治一年やったな。
その間、おなごたちに
寂しい思いをさせたな」
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そんなことはあり得ない。
先生のちん柱など
折れてしまったほうがよいであろう。
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北小岩 |
「ところで話を戻しますが、
一番強い職業は何なのですか」
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小林 |
「蛇口屋やな?」
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北小岩 |
「えっ?なぜですか」
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小林 |
「伝説の蛇口屋がおってな。
そいつを怒らせたら
一巻の終わりや」
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北小岩 |
「意味が分かりません」
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小林 |
「ついてこいや」
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二人は69キロほど走り、
とある町にたどり着いた。
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小林 |
「ヤツが伝説の蛇口屋や」
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北小岩 |
「面白い顔をされていますね」
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「おい金玉顔!」
蛇口屋の恐ろしさを知らないチンピラが、
言ってはいけないことを口走ってしまった。
蛇口屋はチンピラに近づくと
ズボンとパンツを同時に脱がせた。
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チンピラ |
「なんだ、
工具なんか出しやがって」
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蛇口屋はチンピラのちんちんに
水道のハンドルをとりつけ、
思いっきりひねった。
じょぼじょぼじょぼじょぼば〜〜〜
チンピラのちんちんから、
凄まじい勢いで小便が噴き出した。
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チンピラ |
「おい、止めろ!」
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蛇口屋は小便を全開にしたまま
ハンドルをはずして、
どこかに行ってしまった。
チンピラは小便を出し続け、
しまいに干からびてしまいました。 |