KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百参拾弐・・・蛇口

小林 「この世で一番強い職業は
 何か知ってるか」
北小岩 「お相撲さんではないですか」
小林 「それもかなり強いわな」
北小岩 「先生は以前、
 大変な目にあったと
 おっしゃってましたね」
小林 「相撲部屋を
 見に行ったことがあってな」
北小岩 「エロ本を通じて
 懇意にされていた社長が、
 タニマチを
 されていたのですね」
小林 「そやな」
北小岩 「いかがでしたか」
小林 「社長が一緒だったんで、
 普通は入れないとこに
 入ってな」
北小岩 「うらやましいでございます」
小林 「いや。
 それが地獄の入口やった」
北小岩 「どういうことでしょうか」
小林 「相撲部屋の隅のところに
 鉄砲柱があるやろ」
北小岩 「はい。
 一心に突っ張りの稽古を
 している姿は、
 求道者にも見えますね」
小林 「俺は鉄砲柱に
 どれぐらいの力が
 かかっているのかと思って、
 柱に身体をつけていたんや」
北小岩 「それは凄い体験ですね。
 いかがでしたか」
小林 「敬虔な気持ちになったな」
北小岩 「さすが先生でございます!」
小林 「ところがな、
 そいつが突っ張りをしながら
 ずるっとこけよってな」
北小岩 「えっ!」
小林 「強烈な突っ張りが
 俺のちん柱に
 入ってしまったんや」
北小岩 「なんと!」

小林 「全治一年やったな。
 その間、おなごたちに
 寂しい思いをさせたな」

そんなことはあり得ない。
先生のちん柱など
折れてしまったほうがよいであろう。

北小岩 「ところで話を戻しますが、
 一番強い職業は何なのですか」
小林 「蛇口屋やな?」
北小岩 「えっ?なぜですか」
小林 「伝説の蛇口屋がおってな。
 そいつを怒らせたら
 一巻の終わりや」
北小岩 「意味が分かりません」
小林 「ついてこいや」

二人は69キロほど走り、
とある町にたどり着いた。

小林 「ヤツが伝説の蛇口屋や」
北小岩 「面白い顔をされていますね」

「おい金玉顔!」

蛇口屋の恐ろしさを知らないチンピラが、
言ってはいけないことを口走ってしまった。
蛇口屋はチンピラに近づくと
ズボンとパンツを同時に脱がせた。

チンピラ 「なんだ、
 工具なんか出しやがって」

蛇口屋はチンピラのちんちんに
水道のハンドルをとりつけ、
思いっきりひねった。

じょぼじょぼじょぼじょぼば〜〜〜

チンピラのちんちんから、
凄まじい勢いで小便が噴き出した。

チンピラ 「おい、止めろ!」


蛇口屋は小便を全開にしたまま
ハンドルをはずして、
どこかに行ってしまった。
チンピラは小便を出し続け、
しまいに干からびてしまいました。

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2016-11-13-SUN

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