小林 |
「山の割れ目に住んどる
博士のことは知っとるか」
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北小岩 |
「はい、存じております」
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小林 |
「変わった名前やったな」
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北小岩 |
「確かエロリング博士と申しました。
どうかされたのですか」
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小林 |
「今日緊急記者会見を
開くらしいんや」
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北小岩 |
「どのような会見なのか、
想像もつきません」
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小林 |
「記者も呼んだらしい。
行ってみるか」
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二人は道に落ちていた砲丸を
お互いの睾丸にぶつけ合い、
痛さを動力に山の割れ目の麓まで走った。
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北小岩 |
「会場が
掘っ建て小屋ではありますが、
記者さんが数人おりますね」
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小林 |
「始まるな」
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エロ
リング
博士 |
「ちんちんを
小便用のホースとしてしか
使っていないみなさん、
こんにちは」
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北小岩 |
「ずいぶんな言い方でございますね」
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小林 |
「エロリングは、
自分のイチモツが
気持ちいい思いが
できることのみを考えて、
ちんちんまわりの器具の研究を
続けてきた男や」
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北小岩 |
「でもまったくモテないため、
器具を作っても
使う機会がなかったのですね」
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エロ
リング
博士 |
「今から重大な発表をいたします。
私は、己のイチモツが
股間についたままの状態で
いい思いをすることをあきらめました」
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小林&
北小岩 |
「ええっ?」
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エロ
リング
博士 |
「イチモツをとって、
気持ちいい旅に出す決意を
固めました。
とったイチモツを、
女性に持っていてもらいます。
贅沢はいいません。
どんな女性であろうとも、
持っていてもらいさえすれば、
この形状はつい
いじりたくなってしまうものなのです」
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北小岩 |
「でも、それでは
博士が気持ちよくないのでは」
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エロ
リング
博士 |
「ちんちんがあった場所に、
研究の成果である
『特殊気持ちいい機』を挿入し、
女性がイチモツを弄んだり
指を上下動させると
快感を感知するようにしました」
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エロリング博士は
ズボンとパンツを同時におろすと、
特殊加工された自分のおちんちんを
天にかざした。
その刹那。
「カ〜」
窓の隙間から入り込んだカラスが、
イチモツを咥えて飛び去ってしまった。
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エロ
リング
博士 |
「まて〜!」
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恐るべき執念で追いかけた博士が石を投げると
カラスに命中。
ぽちゃん
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エロ
リング
博士 |
「あっ!」
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カラスが川に落としたちんちんを、
今度は魚が咥えて泳いでいった。
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エロ
リング
博士 |
「まて〜!
あっ、
イチモツを咥えた魚が、
大きい魚に食われた!」
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その魚もさらに大きな魚に食われて、
海へ出てしまった。
博士はしばらくうつむいていたが、
力強く前を向き、こうつぶやいた。
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エロ
リング
博士 |
「外国の金髪女性のもとに届き、
激しくいじってくれると
うれしいな」
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