KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百四拾六・・・使い道

北小岩 「町議会で
 おちんちんの使い道について、
 深く議論されているようですね」
小林 「そやな。
 その道のプロを入れて、
 今日から実行にうつすと聞いとる」
北小岩 「この町の男性は
 モテない方が多いので、
 おちんちんを
 おしっこのホースとしてしか
 使っていないことが大半です。
 もっと何か使い道がないか
 ということらしいです」
小林 「おっ、
 あそこにプロがおるで。
 なあ、
 何を実行するつもりなんや」
ちん
ちんの
使い道
プロ
デュー
サー
「あなた方は、すまほ派ですか」
小林 「そうとも限らないが、
 すまたもなかなかええもんやな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「届きそうで届かない感じが
 ええやろな」
北小岩 「秘すれば花に通じるものが
 あるかもしれません」
ちん
ちんの
使い道
プロ
デュー
サー
「あなた方、
 何言ってるんですか?」
小林 「すまたの話やろ」
ちん
ちんの
使い道
プロ
デュー
サー
「そうじゃなくて、
 すまほの話ですよ」
北小岩 「そうでございましたか」
ちん
ちんの
使い道
プロ
デュー
サー
「あなたがたは携帯電話は?」
小林 「俺たちが持っているのは
 これやな」

先生はこ汚い紙袋から、携帯を出した。

ちん
ちんの
使い道
プロ
デュー
サー
「糸電話ですか」
小林 「ちょっと待ってろや」

土を指につけて、
紙コップに『すまほ』と書く。

ちん
ちんの
使い道
プロ
デュー
サー
「そんなことは
 しなくていいとして、
 すまほは
 電波の届かないところだと
 電信機能を
 果たさなくなってしまうのですね。
 そこで使われていない
 おちんちんを基地局にして、
 今より通信環境を
 よくしようと思ってね」
北小岩 「そうなのでございますか」


そこへすまほを持った、
ぱっつんぱっつんのいい女が現れた。

ぱっ
つん
ぱっ
つんの
いい女
「いつもこのへん、
 電波の状態が悪くて困るのよね」

するとどこかから、
ちんちんを出した男が現れ、
女に気づかれない場所に潜んだ。

ぱっ
つん
ぱっ
つんの
いい女
「あれ?
 今日は電波の入りが
 いつもよりいいな。
 どうしたんだろ」

男はちんちんに取り付けたアンテナを
天に向ける。

ぱっ
つん
ぱっ
つんの
いい女
「でもまだ電波が弱いようね」

男はちんちんを肥大させることで、
強い電波を出そうとする。

ちん
ちん
アン
テナ男
「うっ!」

勢いあまって、変な声が漏れてしまった。

ぱっ
つん
ぱっ
つんの
いい女
「えっ?
 そこで何してるのよ!」
ちん
ちん
アン
テナ男
「僕のちんちんを
 中継局として、
 すまほを使ってもらおうと思って」
ぱっ
つん
ぱっ
つんの
いい女
「私、
 こんな汚らわしい電波で、
 片想いの彼に
 メールしちゃったの?
 このちんかす野郎、
 くらえ!!!!!」
ちん
ちん
アン
テナ男
「ぎゃ〜!!」


ぱっつんぱっつんのいい女の靴は、
ヒールの部分がなぜか銛になっていた。
小便のホースとしてしか
使われていないちんちんは、
他の用途に利用しない方がよさそうですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2017-02-19-SUN

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