KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百伍拾参・・・プール

北小岩 「ふわ~」
小林 「でっかいあくびやな」
北小岩 「春のあくび、
 これほど気持ちよいものは
 ございませんね」
小林 「ふわ~」
北小岩 「先生も
 気持ちよさそうでございますね」
小林 「お前のあくびが
 うつったようやな」
北小岩 「ふわ~」
小林 「今度は俺のあくびが
 うつったな。ふわ~」
北小岩 「わたくしのあくびが
 うつりましたね。ふわ~」

このどうでもいい連鎖を断ち切った者。
それは町の忍者だった。

シュッ

小林 「ふわ~っ、んっ?」

シュッ

北小岩 「ふわ~っ、あれっ?」
小林 「口の中に
 かんしゃく玉みたいなものが
 入らんかったか?」
北小岩 「そうでございますね。
 取り出してみます。
 げげっ!
 巨大な鼻くそでございます!」
小林 「しまった!
 鼻くそ忍者に
 してやられたわい」

先生の町には鼻くそ忍者という人がいて、
たるんだヤツを見つけると、
どこかからこねて巨大にした鼻くそを
投げ入れるのである。
まあ、そんなことはどうでもいいだろう。

小林 「今日プール開きやな」
北小岩 「今年こそがんばりましょう」

二人がプールに行くと、
そこには多くの男が集まっていた。

小林 「みんなすけべそうな顔やな」
北小岩 「期待できますね」

「よ~い、マン!」

どーん

号砲がなる。
男たちは25メートルプール一杯の牛乳に
顔をつけて飲み始めた。
よくみると、プールの中には
全裸の女性たちが入っているようだ。

ごくっごくっ

小林 「もっとペースをあげんとな」
北小岩 「かしこまりました」

これは小林先生の町の年中行事。
牛乳プールに全裸の女性たちが入っていて、
すけべな男たちが必死に牛乳を飲み、
全裸を拝もうという趣向なのである。

小林 「やばい!
 こんなに時間が
 かかっていたら、
 今年もマン足な結果を
 出せんぞ!」


ど~ん

「終了です」

もう少しで乳首が見えるところまできたのだが、
男たちは力尽きた。
時間内に飲み干せないと、大変なことになる。

小林 「アマゾネス軍団が
 やってきたで・・・」

軍団の方々は巨大な浣腸を手にしている。

アマゾ
ネス
軍団
「おろせ!
 そして、突き出せ!」

男たちはパンツを脱ぎ、お尻を突き出す。
すかさず軍団は浣腸してまわる。

男たち 「うう~~~!」
小林&
北小岩
「ぎょぎょぎょえ~~~!」


どばっ! どばっ! どばっ!

お尻から牛乳状のものが噴射される。
ああ、なんてばかばかしいんだろう。
この町・・・。

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2017-04-09-SUN

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