小林 |
「こどもの日が過ぎてから、
約2週間たつな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「今年、俺たちの町では
新しい試みが行われたんやな」
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北小岩 |
「画期的なことでございます」
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小林 |
「町議会で、
俺たちの意見が通ったんや」
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北小岩 |
「町議会も
見る目がございますね」
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珍しく、何か建設的な提案でもしたのであろうか。
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北小岩 |
「子どもの日とはいえ、
いつまでも子どものままでは
困りますからね」
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小林 |
「もちろんや」
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北小岩 |
「こいのぼりにおちんちんをつけ、
下の鯉から、
どんどんおちんちんが
大きくなるようにする
という案は、
町長にも受け入れられましたね」
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小林 |
「時代がやっと
俺たちに追いついてきた
みたいやな」
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先生の町にはとてつもなく長いポールがあり、
そこに鯉を69匹セットするのだが、
下のものはちんちんを最小にし、
上にいくごとにでっかくしていくことを
提案したのだ。
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小林 |
「縁起物やから、
ほかの町からも
多くの人が見に来とったな」
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北小岩 |
「特に女性が多かったですね」
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小林 |
「俺たちのことを、
求めとるんやな」
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北小岩 |
「もちろんでございます」
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そんなことあるわけがない。
町議会も町長も、
焼きが回ったとしかいいようがないであろう。
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小林 |
「俺たちもついに
流行を作り上げたわけやが、
北小岩の友人にも
流行について
研究しとるやつがおるな」
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北小岩 |
「はい。
何でも、
大ヒット間違いなしの商品を
開発したと
おっしゃっておりました」
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小林 |
「そうか。
俺たちの営業力が
必要かもしれんな」
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おみやげによっちゃんイカをもって訪れてみた。
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北小岩 |
「こんにちは」
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流行
請負人 |
「ああ、北小岩くん。
よく来たね」
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北小岩 |
「確実に流行するものを
拝見させていただきたい
のですが」
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流行
請負人 |
「今、持ってくるね」
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だだだだだっ
流行請負人「はい!」
友だちが北小岩くんの頭に何かを置いた。
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北小岩 |
「これは何でございますか」
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流行
請負人 |
「おっぱい帽子だよ。
いつでもおっぱいに
包まれているような気分で
落ち着くんだ。
それに暴漢に襲われた時にも、
乳首から白い液が出るから
安心さ。
ごめんなさいの体勢で油断させて、
相手の目に液をかけて
逃げるんだよ」
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いったい、白い液って何でしょう?
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北小岩 |
「右手に持っているのは?」
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流行
請負人 |
「つけ大根だよ。
ちょっと、全裸になってみて」
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ちんちんの部分に
大根を装着できるようになっている。
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北小岩 |
「これでよろしいでございますか」
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流行
請負人 |
「めちゃくちゃカッコいいよ!!」
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流行る気配はゼロですね。 |