KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百六拾壱・・・充電

充電者 「人の身体は、
 充電しないと
 たかが知れているんですよ」
小林 「そんな気もするな」
北小岩 「充電することで、
 思わぬ力を発揮できそうな気が
 いたします」
充電者 「お二人には実験のため、
 超辛い物を
 食べてきてもらっています」
小林 「そやな」
北小岩 「先生もわたくしも
 肛門が極端に弱く、
 熱をもって
 激痛が走ってしまいます」
充電者 「それでは1分間、
 充電してみます」

充電者が二人の肛門に、
特殊充電器をセットする。

びびびびびびびびびびびび

ぴくっ、ぴく

北小岩 「お尻の穴が
 ぴくぴくしてまいりました」

ぴくぴくぴくぴく

小林 「かなり激しく
 開閉してきたな」

ひゅ〜 ひやひや〜

北小岩 「お尻の穴から
 冷たい風が
 吹いてまいりました」
小林 「辛さで傷ついたケツの穴が
 心地よく冷やされとるな」
北小岩 「穴が息を
 吹き返しましたね」
充電者 「充電することにより、
 肉体の新たな可能性が
 広がりました」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「あそこにおるヤツ、
 何しとるんや」
北小岩 「金の玉を
 出していらっしゃいますね」
充電者 「見ての通り、
 金玉を充電しているのです」

カッカッ

小林 「玉が焼けた鉄のように
 なってきたで」
北小岩 「刀のように、
 打つのでございますか」
充電者 「超精力が
 つくはずなのですが」

カッカッカッカッカッカッ

充電者 「まずい!
 充電しすぎだ」
北小岩 「不穏なものを感じます」
小林 「似たものに見覚えないか」
北小岩 「線香花火でございます」

ぽとっ

北小岩 「あっ!
 地面に落ちました」

みなさまも金玉を充電する際は、
落下にご注意ください。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2017-06-04-SUN

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