KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百六拾四・・・3776m

先生の町には、
富士山のビューポイントが何箇所かある。

女性A 「あっ、富士山が見える」
女性B 「キレイね」
女性A 「ほれぼれしちゃうわ」
女性B 「私ね、
 富士山見てると
 こんな風に思うの」
女性A 「なになに?」
女性B 「富士山にだったら
 抱かれてもいいって」
女性A 「えっ」
女性B 「私、変かな」
女性A 「変なわけないじゃない。
 実は私もなのよ」
女性B 「そうか!」

ごそごそ

ビューポイントのそばに
土管が横たわっており、
そこに何やら生き物が生息しているようだ。

「聞いたか」

「確かに」

どんな生き物かと思ったら、
生き物界で最も下等との呼び声が
高い人たちだった。
北小岩 「モテるヒントを
 いただきましたね」
小林 「そやな」
北小岩 「あそこにある掘立小屋に
 『富士山モテる研究所』と
 こ汚い字で書かれているのが
 気になっているのですが」
小林 「俺もやな」
北小岩 「行ってみましょう」

とんとん

ぼろっ ばーん

北小岩 「戸が倒れてしまいました。
 申し訳ございません。
 わたくしたち、
 モテたいのでございますが」
研究者 「そのことだね。
 あなた方は女性たちの会話を
 聞いたかね」
北小岩 「はい。
 富士山になら抱かれてもいいと
 おっしゃっておりました」
研究者 「私が研究を重ねているのは
 そこだね。
 富士山は何メートルある?」
北小岩 「確か
 3776メートルでございますね」
研究者 「考えてみなさい、
 あなたのおちんちんがもし
 3776メートルあったら
 どうですか」
北小岩 「100キロ以上離れていても、
 女性たちが見ることができますね」
研究者 「富士山でさえ
 抱かれてみたいと
 言っているのだから、
 それぐらいでかいおちんちんだったら
 どうなるでしょう」
北小岩 「数千万人の女性から
 モテることになるでしょうね」
研究者 「だから私は、
 自分のおちんちんを
 3776メートルにする方法を
 研究しているんだよ」
北小岩 「なるほど!」

なるほど! ではないだろう。
この人たち、単なる阿呆ですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2017-06-25-SUN

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