す〜っ
|
北小岩 |
「心地よい風でございます」
|
り〜ん
|
北小岩 |
「虫の音でございます」
|
り〜ん り〜ん
|
北小岩 |
「だいぶ近くで
鳴いているようでございます」
|
りりりりりり
|
北小岩 |
「非常事態でございましょうか」
|
むずむず
|
北小岩 |
「ふんどしの中が
こそばゆいでございます」
|
ごそごそ
|
北小岩 |
「あっ!
鈴虫さんは、
わたくしのふんどしの中で
鳴いていたのでございました」
|
鳴いていたのではなく、叫んでいたのであろう。
|
小林 |
「お前今、
金玉をいじっとったやろ」
|
北小岩 |
「そうではございません。
鈴虫さんが
わたくしのふんどしの中で」
|
ぴょ〜ん
|
小林 |
「出てきたな。
極度のイカ臭さから、
よくサバイバルしたもんや」
|
北小岩 |
「そうでございますね」
|
小林 |
「サバイバルといえば、
これから町はずれの森で
サバイバル教室が行われるらしい」
|
北小岩 |
「鈴虫さんを見習って、
参加してみましょう」
|
二人は各自陰毛を抜いて、
その痛さを動力に森まで走ろうと思ったが、
よくよく考えてみたら
そんなことをする必要もないので、
そのまま歩いていった。
|
講師 |
「ではおちんちんを出してください」
|
北小岩 |
「ここはサバイバル教室では
ないのですか」
|
講師 |
「おちんちんの
サバイバル教室です。
森にチン食い蛇を放っています。
サバイバルはあくまで、
自分との戦いです。
自力で凌いでください」
|
ぎろっ
|
北小岩 |
「チン食い蛇が
わたくしたちのチンを
睨んでおります!」
|
ダダッ
弟子はダッシュして
長さ20センチほどのカシワの葉を
二枚拾うと、ちんちんの両サイドにつけ、
あたかも羽の生えた妙な生き物の装いにした。
チン食い蛇は驚き、のけぞる。
御しやすそうな先生の
小さなちんちんに的をしぼった。
|
講師 |
「まずいな。
これを使って!」
|
手に持っていたオイルとライターを
先生に投げる。
|
小林 |
「一か八かや!」
|
ぼっ
|
小林 |
「うお〜!」
|
先生は陰毛を燃やした。
蛇は火を恐れ逃げたが、
先生の股間の小さな小さな蛇は逃げ遅れ、
サバイバルできませんでした。 |
|
|