KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百八拾四・・・間違え

北小岩 「秋が深くなりましたね」
小林 「ああ」
北小岩 「どれぐらい深いので
 ございましょうか」
小林 「ケツの穴を想像してみい」
北小岩 「はい」
小林 「どや、わかったか」
北小岩 「わかりません」
小林 「もう一度、
 ケツの穴を想像してみい」
北小岩 「はい」
小林 「どや、わかったか」
北小岩 「やはりわかりません」
小林 「再度、
 ケツの穴を想像してみい」

この人たちは、人生をムダについやすことを、
どう考えているのだろうか。

小林 「どや」
北小岩 「まったくわかりません。
 これを、ケツ論が出ないと
 いうのでございましょうか」

意味がないにもほどがあるので、先に進もう。

北小岩 「先生はこの間、
 何か頼まれて
 おりませんでしたか」
小林 「そやな」
北小岩 「どんなことでございますか」
小林 「町の川を
 かなり遡っていった町に、
 間違いが多いらしいんや」
北小岩 「かなり深そうなお話ですね。
 ぜひ、訪れてみましょう」

二人は自分の褌の局部がつく部分の匂いをかぎ、
そのコクを原動力に川沿いの道を走った。
一体どんな間違いがあるのだろう。問
題の町に着いた二人は。

北小岩 「野球の試合を
 しておりますね」

ピッチャーが際どいところに投げる。
バッターは見送る。

主審 「ボール!」
バッ
ターの
チーム
メイト
「ナイスせん!
 ナイスせん!」
バッ
ター
「お前、今なんて言った!」
バッ
ターの
チーム
メイト
「ナイスせん!
 って言ったんだよ」
バッ
ター
「なんで俺が
 ナイスせんずりなんだ!!」

北小岩 「完全に
 間違っておりますね」
小林 「あそこに
 『仮事務所』があるで」

のぞいてみると。

北小岩 「カリを出している
 男性が、
 10人ほどおります」
小林 「明らかに
 『カリ事務所』と
 間違えとるな」
北小岩 「向こうにある
 パンツ屋さんから、
 女子店員さんとお客さんが
 出てまいります」
女子
店員
「またのお越しを
 お待ちしております」
小林 「客の股に向かって、
 お礼を言っとるな」


この町の間違え・・・。くだらない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2017-11-12-SUN

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