ひゅ〜
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小林 |
「冬めいてきたな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「山では動物や虫が、
冬眠の準備に入ってるのやろな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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ひゅ〜ひゅ〜
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小林 |
「それにしても冷たい風や」
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北小岩 |
「わたくしも
冬眠に入りそうでございます」
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小林 |
「俺もやな」
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北小岩 |
「確かめる必要がございますね」
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小林 |
「そうするか」
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ずれずれ
各自ふんどしをずらしてみると。
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小林 |
「俺のはまだや」
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北小岩 |
「わたくしのモノは、
冬眠し始めております!」
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どうやら二人のイチモツは冬眠するらしい。
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小林 |
「お前のブツは
起きてようが寝てようが、
いい目にあうことは
ないから構わんやろ。
それより町内快感で
催し物があるらしいな」
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北小岩 |
「『気持ちいい目に
あえそうなのに、
すんでのところでいい目に
あえない奴らのための講座』
と書かれておりました」
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小林 |
「俺たちもとんとごぶさたや。
のぞいてみるか」
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弟子は冬眠し始めた
イチモツを無理やり起こし、
先生の後をついていった。
ちなみに町内快感は誤字ではなく、
そのような名称なのである。
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小林 |
「町のモテなさそうな奴が
勢ぞろいしとるな」
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北小岩 |
「講義が始まるようです」
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講師 |
「そこの
特にモテなさそうな奴。
ことに及ぶ前に
下ごしらえはしてるのか」
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モテな
さそう
な奴 |
「えっ?」
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講師 |
「下ごしらえを
してるのかと
聞いてるんだ!」
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モテな
さそう
な奴 |
「いえ。
まったくしてません」
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講師 |
「では何をすればいい?」
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モテな
さそう
な奴 |
「ええと。
強壮剤を飲むとかですか」
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講師 |
「まったく違うな。
だから最後までいけないんだ」
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モテな
さそう
な奴 |
「どうすればよろしいのですか」
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講師 |
「まず半年前から
ちんちんに、
使用済みパンティの
匂いを嗅がす」
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モテな
さそう
な奴 |
「半年前からですか!」
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講師 |
「そうだ。
それからちんちんを
ダシにつけ、
塩コショウをして
ととのえる。
最低限それぐらいするのは
当たり前だ!」
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モテな
さそう
な奴 |
「わかりました!」
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こんな講座に出ていたら、
一生気持ちのいい思いをすることはないであろう。 |