ひゅ〜
|
北小岩 |
「やや寒いでございますが、
たまには公園に
行ってみましょう」
|
ひゅ〜ひゅ〜
|
北小岩 |
「少し速度を上げた方が
よさそうですね」
|
たったったっ
|
北小岩 |
「着きました」
|
がら〜ん
|
北小岩 |
「誰もおりませんね」
|
だっだっ
|
北小岩 |
「子どもたちがいらっしゃると、
大人は思う存分
遊ぶことができません。
チャンスでございます」
|
ぶら〜ん
|
北小岩 |
「まずはブランコに
乗りましょう。
わたくしも若い頃は身が軽く、
物凄い勢いで
スイングする板に
飛び乗ったものでございます」
|
ぐい〜ん ば〜ん
|
北小岩 |
「力の限り振りました。
こちらに板が
やってまいります。
せ〜の!」
|
ずりっ
|
北小岩 |
「しまった!
足を滑らせました!!」
|
ち〜ん!
|
北小岩 |
「物凄い勢いで、
おちんちんを打ちました!」
|
どたっ
|
小林 |
「お前の動きを
ずっと見とったが、
アホやな。
そんなことより、
今、ちんちん界に
異変が起きとるらしいんや。
専門家に聞きにいくか」
|
弟子は打ったイチモツを
真剣白羽取りのように持ち、
師の後を歩いていった。
|
北小岩 |
「ここでございますね。
申し訳ございません。
おちんちん界の異変とは
どのようなものでございますか。
わたしく、近頃ブツを
よくぶつけるのでございますが」
|
小林 |
「実は俺もや」
|
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
人 |
「以前より、
多くちんちんを
ぶつけるようになったことは、
大いに関係しますね」
|
北小岩 |
「どういうことでしょうか」
|
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
人 |
「つまり
あなた方のちんちんは、
取れたがっているのですよ」
|
北小岩 |
「わけがわかりませんが」
|
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
人 |
「植物は
動くことができません。
種を遠くまで
移動させるために、
どんな方法を
とったのでしょうか」
|
北小岩 |
「鳥さんや他の動物さんに
運んでもらったり、
時には食べてもらって
フンの中に混ざって
遠くで芽生えさせようとします。
はっ!
もしかすると」
|
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
人 |
「そうですね。
モテない男たちの
ちんちんは、
そこについていても
何の希望もありません。
なので新戦略を
とろうとしています。
その場を離れて
動物に食べてもらい、
遠い場所で起チン回生を
はかろうとしているのです。」
|
小林&
北小岩 |
「・・・」
|
モテない男らのちんちんの新戦略は、
あまりに正しいであろう。 |