KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百八拾七・・・新戦略

ひゅ〜

北小岩 「やや寒いでございますが、
 たまには公園に
 行ってみましょう」

ひゅ〜ひゅ〜

北小岩 「少し速度を上げた方が
 よさそうですね」

たったったっ

北小岩 「着きました」

がら〜ん

北小岩 「誰もおりませんね」

だっだっ

北小岩 「子どもたちがいらっしゃると、
 大人は思う存分
 遊ぶことができません。
 チャンスでございます」

ぶら〜ん

北小岩 「まずはブランコに
 乗りましょう。
 わたくしも若い頃は身が軽く、
 物凄い勢いで
 スイングする板に
 飛び乗ったものでございます」

ぐい〜ん ば〜ん

北小岩 「力の限り振りました。
 こちらに板が
 やってまいります。
 せ〜の!」

ずりっ

北小岩 「しまった!
 足を滑らせました!!」

ち〜ん!

北小岩 「物凄い勢いで、
 おちんちんを打ちました!」


どたっ

小林 「お前の動きを
 ずっと見とったが、
 アホやな。
 そんなことより、
 今、ちんちん界に
 異変が起きとるらしいんや。
 専門家に聞きにいくか」

弟子は打ったイチモツを
真剣白羽取りのように持ち、
師の後を歩いていった。

北小岩 「ここでございますね。
 申し訳ございません。
 おちんちん界の異変とは
 どのようなものでございますか。
 わたしく、近頃ブツを
 よくぶつけるのでございますが」
小林 「実は俺もや」
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
「以前より、
 多くちんちんを
 ぶつけるようになったことは、
 大いに関係しますね」
北小岩 「どういうことでしょうか」
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
「つまり
 あなた方のちんちんは、
 取れたがっているのですよ」
北小岩 「わけがわかりませんが」
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
「植物は
 動くことができません。
 種を遠くまで
 移動させるために、
 どんな方法を
 とったのでしょうか」
北小岩 「鳥さんや他の動物さんに
 運んでもらったり、
 時には食べてもらって
 フンの中に混ざって
 遠くで芽生えさせようとします。

 はっ!
 もしかすると」
おちん
ちん界の
異変に
詳しい
「そうですね。
 モテない男たちの
 ちんちんは、
 そこについていても
 何の希望もありません。
 なので新戦略を
 とろうとしています。
 その場を離れて
 動物に食べてもらい、
 遠い場所で起チン回生を
 はかろうとしているのです。」
小林&
北小岩
「・・・」


モテない男らのちんちんの新戦略は、
あまりに正しいであろう。

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2017-12-03-SUN

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