小林 |
「今日で
今年も終わりやな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「どんな年やった」
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北小岩 |
「おちんちんが、
左に0.1ミリずれたようです」
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小林 |
「それは一大ニュースや」
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北小岩 |
「氷河が年間
数メートル動いているのに
匹敵するのではないでしょうか」
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小林 |
「お前、
自分のちんぽを氷河に例えたな」
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北小岩 |
「はい」
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小林 |
「お前のブツが氷河なら、
俺のドデカ物は何に例える」
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北小岩 |
「霜柱でしょうか」
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小林 |
「お前もやっとシャレが
言えるようになったな」
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北小岩 |
「はい」
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シャレというより、
単に事実を述べただけであろう。
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小林 |
「大晦日ともなると、
町もいろいろな準備で
忙しいやろな」
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北小岩 |
「チェックしにまいりましょう」
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ポーン!
師弟はお尻の穴の部分を鼓のように打ち、
外に飛び出していった。
かちゃかちゃ
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小林 |
「獅子舞が練習しとるな」
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北小岩 |
「あの獅子、
口の形が変わっている気が
いたします」
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小林 |
「そやな。
おい、その口は何に使うんや」
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獅子舞
を練習
してい
る人 |
「これは明日から
導入する
『獅子パイ』っていうんですよ」
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北小岩 |
「聞きなれないお名前ですが、
どのようなものなのですか」
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獅子舞
を練習
してい
る人 |
「あそこに
マネキンがあるから、
お手本を見せてあげますよ」
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かちゃ かちゃ ぱくっ
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北小岩 |
「むっ!」
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全裸のマネキンの胸を
挟めるような口の形になっていたのだ。
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獅子舞
を練習
してい
る人 |
「町の女性たち喜びますよ」
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果たしてそうだろうか。
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北小岩 |
「妙でしたね。
ではお寺に行ってみましょう」
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小林 |
「坊さんが鐘のところで
何かやっとるな」
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北小岩 |
「鐘の下に、
木製のおちんちんの
ようなものを
ぶら下げております」
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小林 |
「それはなんや」
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おちん
ちんの
ような
ものを
ぶら
下げて
いるお
坊さん |
「女性が
鐘を突くでしょう。
するとこれが振られて、
女性の秘所を突くんですよ。
きっと大喜びですよ」
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大晦日もやっぱり、この町変ですね。 |