がらがらがら
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北小岩 |
「うわっ」
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小林 |
「どした」
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北小岩 |
「積もっております」
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小林 |
「恥垢でも積もったんか」
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北小岩 |
「それは先生の
ご担当でございます」
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小林 |
「そうかもしれんな」
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妙に素直であった。
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小林 |
「雪やろ」
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北小岩 |
「そうでございます」
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小林 |
「おなごが滑って転んだ時、
ズボンが濡れて
パンティラインが見える
可能性があるな」
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北小岩 |
「なるほど」
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小林 |
「観察や」
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純白の世界に比して、なんとどす黒い心根であろう。
二人が外を徘徊すると。
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町の
噂に
詳しい
人 |
「町長が雪で
テンションがあがり、
主催するそうですよ」
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小林 |
「ほほう。
何をや」
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町の
噂に
詳しい
人 |
「かまくら祭りと聞いています」
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小林 |
「なにっ!」
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北小岩 |
「かまくらといえば、
中であったかいお鍋を
食べたりしますよね」
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小林 |
「一番で駆けつけ、
全部食ってしまわんとな」
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北小岩 |
「そういたしましょう」
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先生と弟子の所持金は、各自2円ずつ。
合計でも4円なので、食べ物にありつけるかは
死活問題なのである。
ダッシュし、一面雪に覆われた公園へ。
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小林 |
「かまくらはどこや」
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北小岩 |
「むっ。
町のちんちん自慢の方々が
寝そべっております」
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小林 |
「下半身に
小さなかまくらがつくられ、
その中にイチモツが
おさまっとる」
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北小岩 |
「ロウソクが
灯されているようです」
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小林 |
「町長、
なんやこれは!」
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町長 |
「町の女性たちに
喜んでもらおうと思って、
『チンかまくら』を
つくったんだよ」
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小林 |
「そんなもの見たくも」
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北小岩 |
「先生、
ちんかまくらがあれば
『マンかまくら』も
あるのではないでしょうか」
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小林 |
「間違いない。
あそこや!」
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二人はマンかまくらがありそうな方角へ
突進した。
それを遮ったのは、
アマゾネス軍団の方々だった。
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アマゾ
ネス
軍団の
方 |
「『マンかまくら』は、
その女性が
見られてもいいと思う
男性しか見られないのさ」
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小林 |
「ということは、
俺たちは見られるな」
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師弟が強引に突破しようとすると、
いつの間にか現れた
屈強な男たちにねじ伏せられ、
ズボンとパンツを同時に脱がされた。
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アマゾ
ネス
軍団の
方 |
「おまえら
ふざけんじゃねえ!
これでもくらえ!!」
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小林&
北小岩 |
「うぎょわ〜!」
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軍団の方々は雪を棒状に固めたものを、
二人のお尻の穴に何本も差し込んだ。
やっぱりこの町、
何から何までお寒いですね。 |
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