KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の六百九拾伍・・・かまくら

がらがらがら

北小岩 「うわっ」
小林 「どした」
北小岩 「積もっております」
小林 「恥垢でも積もったんか」
北小岩 「それは先生の
 ご担当でございます」
小林 「そうかもしれんな」

妙に素直であった。

小林 「雪やろ」
北小岩 「そうでございます」
小林 「おなごが滑って転んだ時、
 ズボンが濡れて
 パンティラインが見える
 可能性があるな」
北小岩 「なるほど」
小林 「観察や」

純白の世界に比して、なんとどす黒い心根であろう。
二人が外を徘徊すると。

町の
噂に
詳しい
「町長が雪で
 テンションがあがり、
 主催するそうですよ」
小林 「ほほう。
 何をや」
町の
噂に
詳しい
「かまくら祭りと聞いています」
小林 「なにっ!」
北小岩 「かまくらといえば、
 中であったかいお鍋を
 食べたりしますよね」
小林 「一番で駆けつけ、
 全部食ってしまわんとな」
北小岩 「そういたしましょう」

先生と弟子の所持金は、各自2円ずつ。
合計でも4円なので、食べ物にありつけるかは
死活問題なのである。
ダッシュし、一面雪に覆われた公園へ。

小林 「かまくらはどこや」
北小岩 「むっ。
 町のちんちん自慢の方々が
 寝そべっております」
小林 「下半身に
 小さなかまくらがつくられ、
 その中にイチモツが
 おさまっとる」
北小岩 「ロウソクが
 灯されているようです」
小林 「町長、
 なんやこれは!」
町長 「町の女性たちに
 喜んでもらおうと思って、
 『チンかまくら』を
 つくったんだよ」

小林 「そんなもの見たくも」
北小岩 「先生、
 ちんかまくらがあれば
 『マンかまくら』も
 あるのではないでしょうか」
小林 「間違いない。
 あそこや!」

二人はマンかまくらがありそうな方角へ
突進した。
それを遮ったのは、
アマゾネス軍団の方々だった。

アマゾ
ネス
軍団の
「『マンかまくら』は、
 その女性が
 見られてもいいと思う
 男性しか見られないのさ」
小林 「ということは、
 俺たちは見られるな」

師弟が強引に突破しようとすると、
いつの間にか現れた
屈強な男たちにねじ伏せられ、
ズボンとパンツを同時に脱がされた。

アマゾ
ネス
軍団の
「おまえら
 ふざけんじゃねえ!
 これでもくらえ!!」
小林&
北小岩
「うぎょわ〜!」

軍団の方々は雪を棒状に固めたものを、
二人のお尻の穴に何本も差し込んだ。
やっぱりこの町、
何から何までお寒いですね。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2018-01-28-SUN

BACK
戻る