北小岩 |
「今日は
町内おじいさん会議の日で
ございますね」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「もしかすると、
お茶菓子がでるのでは
ないでしょうか」
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小林 |
「その可能性は高いな」
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北小岩 |
「行ってみましょう」
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ぷ〜っ
ぷ〜っ
二人はビニール袋をお尻にあて、
屁を逃がさないように放屁した。
各自その袋を交換すると、
臭いを嗅ぎあった。
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小林 |
「うげ〜っ!
何を食うと
こんな臭いになるんや」
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北小岩 |
「先生のおならも
かなり発酵が
すすんでおります」
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師弟は臭さをエネルギーにかえ、
集会所に向かった。
集会所には、
どどめ色の会と大書された看板がかかっている。
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北小岩 |
「町のすけべじいさんが
集まっておりますね」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「何を話し合うのでしょうか」
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小林 |
「わからんな。
しばらくここで観察してみるか」
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議長らしきおじいさんが登壇した。
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議長
らしき
おじい
さん |
「これから
第69回どどめ色の会を
開催します。
会議に朝立ち、
レジュメを配布します」
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北小岩 |
「会議に朝立ち?
会議に先立ちの
間違えでございますね」
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小林 |
「レジュメが配られとるが
よく見てみい」
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北小岩 |
「間違いなく
エロ写真でございます」
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議長
らしき
おじい
さん |
「俺たちもいつまでも
生きているわけじゃないからな。
不測の事態の後に
どうしてほしいのか、
町議会に掛け合うために
議論しよう」
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すけべ
じい
さん
その1 |
「お線香より、
やっぱりお万香だな」
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すけべ
じい
さん
その2 |
「小股の割れ上がったいい女に、
お万香を焚いてもらうのが
いいわな」
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すけべ
じい
さん
その3 |
「そうだ。
イチモツ状の卒塔婆をつくって、
お万香の刺激で
卒塔婆が太くなるように
してもらいてえな」
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すけべ
じい
さん
その1 |
「名案だな」
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すけべ
じい
さん
その2 |
「俺も賛成だ」
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議長
らしき
おじい
さん |
「では、町議会で
ごり押しするよ」
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すけべ
じい
さん
その3 |
「頼んだよ」
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先生の町のお年寄りたちは、
幼少のころから今日まで、
すけべなことやくだらないことしか話さずに
生きてきている。
少しうらやましい気もします。 |