KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百弐・・・茶室

小林 「近頃公園に
 行ったか」
北小岩 「いえ。
 桜が咲いているので
 ございますか」
小林 「桜のアソコもええもんやが、
 それとは違うな」

桜のアソコがどこなのか、わからない。

北小岩 「建物でも
 できたのでございますか」
小林 「便所かと思って
 近づいたらな」
北小岩 「ストリップ小屋
 だったのですか」

なぜストリップ小屋なのか、わからない。

小林 「それがな、
 どうやら茶室らしいんや」
北小岩 「和菓子が出るのでは
 ございませんか」
小林 「そやろな」
北小岩 「いってみましょう!」

二人が到着すると、
師匠らしき女性が中に入っていくところだった。

北小岩 「わたくしたち、
 茶の道を志す
 『千のずり』派のものです。
 よろしければ、
 あなたさまのお茶を
 体験させて
 いただけないでしょうか」
女師匠 「千のずりさんですか。
 初めてうかがうお名前ですが、
 よろしいでしょう。
 お入りください」

躙り口の中をのぞくと。

北小岩 「三畳でございましょうか」
小林 「小間の茶室やな」

屈強な大男の先客がいた。

女師匠 「では始めましょう」
小林 「むっ、
 お茶ではなく
 サツマイモが
 まわってきたな」

屈強な大男が、
イモを三回まわしてかぶりついた。
先生と弟子もそれにならう。
 
北小岩 「次にニラが
 出てまいりました」

それもまた、三回まわして食す。

女師匠 「では奥の間に参りましょう」
小林&
北小岩
「?」

よく見ると反対側に
大男がはまりそうなぐらい小さな躙り口があった。

小林 「わけがわからんが
 入ってみるか」

そこは縦横1メートルの
ボックスのようになっていた。

北小岩 「狭すぎるでございます」
小林 「重なりあっとるわ」

女師匠がお尻を三回まわすと。

ぷ〜〜〜

北小岩 「くっ、臭っ!」
女師匠 「お屁加減は
 いかがでございますか」
屈強な
大男
「大変おいしゅうございます。
 次はわたくしが」

男が三度尻を回す。

小林 「やばいことになるで〜〜〜」

ぶぶぶぶぶぶぶぶぶ〜〜〜〜〜〜!!!

小林 「逃げられん!」
北小岩 「げげげ〜!
 腐った臭いが
 いたします〜〜〜!」


先生たちは勘違いしていたのだが、
ここは茶室ではなく、屁室だったのですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2018-03-18-SUN

BACK
戻る