KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百四・・・尊敬

北小岩 「わたくしは生まれてから
 一度も尊敬されたことが
 ございません」
小林 「ほう」
北小岩 「何も特技がないからで
 ございましょうか」
小林 「若い頃から
 ひたすら続けていることは
 ないんか」
北小岩 「ひとつだけございます」
小林 「言わんでもわかるが、
 一応言うてみい」
北小岩 「オナ」
小林 「それ以上言わんでええ。
 尊敬というものは、
 難しい一面を持っとるな」
北小岩 「人様が
 とてもできないようなことが
 できると、
 尊敬されるのではないですか」
小林 「そうとも限らんな」
北小岩 「特技を持ちながら
 尊敬されないのは、
 残念でございますね」
小林 「ちょうど今日、
 川向うで凄いヤツが集まる
 イベントがある」
北小岩 「ぜひ、参りましょう」

二人がダッシュして川に向かうと。

北小岩 「一部がせき止められ、
 小さな池になっております」
小林 「もっと近づいてみんとな」

タッタッタッ

北小岩 「全裸の男の人が
 入っていきます」

バシャ

小林 「魚が入れられたな」
北小岩 「ピラニアでございます!」

ピラニアは男のちんちんをギロリと睨むと、
全速力でちんちんに襲い掛かった。

クルッ

男が向きをかえると。

ぶっ〜〜〜!

水面が数十センチ盛り上がった。

プカーッ

北小岩 「ピラニアをおならで
 退治いたしました!
 凄いでございます」

小林 「確かに凄い。
 誰もができることやない。
 だが、
 お前はヤツを尊敬するか」
北小岩 「いえ。
 尊敬ということとは
 まったく違うと思います」
小林 「あそこに
 全裸の双子の男たちがおる」
北小岩 「二人が玉金を
 左右に振りだしました」

キンキンキン

北小岩 「玉金がぶつかるたびに、
 大きな音がいたします!」
男双子 「ジャパニーズクラッカー!」
小林 「アメリカンクラッカーの
 ようやが、
 確かにジャパニーズやな。
 俺にはとてもできない
 凄技やが、尊敬できるか?」
北小岩 「凄まじい能力だとは
 思うのですが、
 やはり尊敬するかといえば
 違う気がいたします」

そうですね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2018-04-01-SUN

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