小林 |
「今日やな」
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北小岩 |
「確認いたします」
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がさがさ
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北小岩 |
「え〜と、
昨日が『何気なく女湯を
のぞけないか確かめに行った日』。
明日が『強風でスカートが
めくれないか見に行く日』」
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小林 |
「まあな」
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北小岩 |
「ということは、
やはり間違いございません」
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今日は『女人禁制動物使いの日』なのである。
先生はその審査員として招かれている。
会場に到着すると、様々な動物を連れた
怪しげな男たちがスタンバイしていた。
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司会 |
「では開始です!」
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会場本部である掘立小屋の向こうには、
OLたちが住む女子寮がある。
巨大なフンコロガシを持った男が言う。
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フンコ
ロガシ
を持っ
た男 |
「俺のは時間がかかるから、
早めにおいてくるよ」
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キツツ
キを肩
に乗せ
た男 |
「じゃあ、俺からいこうか」
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ばさばさばさ
キツツキを空に放った。
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北小岩 |
「まっすぐ女子寮のベランダに
飛んでいきました」
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小林 |
「成功するんかいな」
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どういうことかといえば、
こういうことである。
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北小岩 |
「ベランダには、色とりどりの
エッチなパンティが
干してあるのでございますね」
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小林 |
「動物使いたちが、
動物にそのパンティを
盗んでこさせるという手筈や」
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女人禁制が気になっていたが、
やはりろくでもないことだった。
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北小岩 |
「キツツキが
パンティにとまりました」
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コツコツコツコツ
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小林 |
「パンティの秘所が
あたる部分を
つつき始めたようやな」
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つついただけで、
持ってくることはできなかった。
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小林 |
「フンコロガシはどや?」
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コロコロコロ
風で落ちた丸まったパンティを
必死に転がしているようだが、
まだ時間がかかるだろう。
にょろにょろ
いつの間にかヘビが這ってきた。
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北小岩 |
「胴体がパンティ型に
膨らんでおります!」
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げろ
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小林 |
「むっ!
大量のパンティを
吐き出した。
優勝は蛇や!」
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動物使いというから
どんな技が繰り出されるのかと期待したが、
期待するだけ無駄であった。 |