しとしとしと〜
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小林 |
「梅雨に入ったな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「大丈夫か」
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北小岩 |
「確認いたします」
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ふんどしをゆるめ、中をのぞく。
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北小岩 |
「無事でございます。
先生はいかがでございますか」
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小林 |
「百獣の王やな」
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北小岩 |
「なによりでございます」
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小林 |
「梅雨はモノが
傷みやすいからな」
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北小岩 |
「数年前になりますが、
先生とわたくしの
股間のモノが
傷んでしまったので
ございましたね」
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小林 |
「あの時は俺もお前も
終わったと思ったな」
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終わった方が、世のためだったであろう。
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北小岩 |
「わたくし、
梅雨は苦手でございます」
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小林 |
「甘いな。
梅雨を制するものが、
ツユを制すというやろ」
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北小岩 |
「エッチな響きが
いたしますね」
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小林 |
「梅雨研究家の
すけべ友だちに
頼んだ兵器が、
出来上がった頃やな。
ほな、いこか」
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そぼ降る雨の中、先生の後ろをついていく。
途中ですけべそうな人が現れ、
先生にブツを手渡した。
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北小岩 |
「それは
何でございましょう?」
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小林 |
「水たまりができとるやろ。
その上をミニスカの女が通る」
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北小岩 |
「パンティが映ります」
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小林 |
「その絶景を
この最新兵器
『曲がり雨どい望遠鏡』で
拝むんや」
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北小岩 |
「もうひとつは?」
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小林 |
「後でのお楽しみや!」
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先生は曲がり雨どい望遠鏡をセット。
そこにミニスカの女がやってきて、
水たまりの前で立ち止まった。
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ミニ
スカの
女 |
「仕方ないわね」
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ゆっくりまたぐ。
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小林 |
「でぇへへへへ」
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先生が品のない声を漏らした。
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小林 |
「えげつないの履いとるな。
さあ、お前も
がんばってくるんや!」
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ぴゅっ
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北小岩 |
「先生は何かを
女性の股間に向かって
投げました。
何でございますか?」
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小林 |
「カタツムリや。
教育を施してある」
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北小岩 |
「何の教育でしょうか」
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小林 |
「性教育やな。
目ん玉でつんつん
秘所を突くんや。
その度に目が引っ込む」
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何を言っているのか訳が分からないが、
ともかくカタツムリは
つんつんしたようだ。
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ミニ
スカの
女 |
「この
ドスケベカタツムリ!
あっ、貝に
『小林』って書いてある」
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小林 |
「しまった!
研究所で
俺の性教育カタツムリが
他のと区別をつけるために、
俺の名前書きやがったな」
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ミニ
スカの
女 |
「あんた、
確か小林っていったわよね。
くらえ!」
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ボコッ
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小林 |
「うぎょゎ〜〜〜!」
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金玉空手有段者の蹴りが、
先生の金的をえぐった。
みなさまも、梅雨のお楽しみには
お気をつけくださいませ。 |