ギラギラギラ
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北小岩 |
「夏になると
太陽がギラつきます。
どうしてなのでしょうか」
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小林 |
「そんなこともわからんのか」
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北小岩 |
「存じません」
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小林 |
「性欲が強くなるからや」
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北小岩 |
「先生のでございますか」
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小林 |
「俺のやない。太陽のや」
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北小岩 |
「そうなのですか」
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小林 |
「当たり前や。
実は夏、
太陽は勃起しとるんやが、
さすがに76億人に
それをみられるのは恥ずかしいから、
凝視できんほど
ギラギラさせとるんや」
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北小岩 |
「なるほど!」
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小林 |
「まだ誰にもばれとらん」
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北小岩 |
「知りませんでした」
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知るも知らないも、
単に腐った間違いというだけの話である。
タッタッタッ
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北小岩 |
「町一番の俊足が
まいります」
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ググッ
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小林 |
「むっ、
不自然に右に向きをかえたな」
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ドーン
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北小岩 |
「壁にぶつかりました」
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小林 |
「もしや!!」
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北小岩 |
「向こうから友人の
屁漏臭資(へもれくさし)さんが
やってまいりました」
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屁漏 |
「やあ、北小岩くん」
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ググッ
ドーン ぷ〜
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北小岩 |
「不自然に曲がって、
電信柱にぶつかりました」
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小林 |
「間違いないな。
町はずれに男を
目の敵にしている
女発明家がおるだろ」
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北小岩 |
「はい。
あの方がどうされたのですが」
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小林 |
「ついにリモコンを
完成させてしまったんや」
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北小岩 |
「もしや!
男性のおちんちんの
向きをかえるリモコンでは
ないですか」
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小林 |
「そや。
レバーの向きで
ちんちんの傾きをかえられるんや。
ふだんちんちんが左寄りのヤツが
右にかえられたら
バランスを崩して
右のものにぶつかってしまう。
右寄りのヤツが
左にかえられたら」
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北小岩 |
「逆方向のものに
ぶつかってしまいますね。
怖ろしいことでございます」
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先生の町のおちんちん多数は、
女発明家のリモコンに
操られることとなってしまった。 |
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