小林 |
「それにしても
今年の夏は暑かったな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「あまりに蒸れすぎたな」
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北小岩 |
「例年にないものが
ございました」
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小林 |
「まさかあのような事態に
なるとはな」
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北小岩 |
「人が押し寄せて
しまいましたからね」
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小林 |
「イカ事件と呼んでも
間違いないな」
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北小岩 |
「わたくしたちの実力を
天下にしらしめましたね」
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小林 |
「そやな」
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どういうことかといえば、こういうことである。
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北小岩 |
「夏本番の間、
先生とわたくしは、
ふるちんでいる時間が
長かったのですね」
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小林 |
「エアコンはあるはずもなく、
扇風機のハネも
すべて取れてしもうたから、
イチモツの蒸れに耐えかねたな」
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北小岩 |
「まさか、
そのイカ臭い香りが
隣町まで到達するとは
思いませんでした」
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小林 |
「イカを積んだトラックが横転し、
イカを勝手に
持っていってええというデマが
隣町にとんだんやな」
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北小岩 |
「イカの香りを追って、
先生宅に人が
殺到いたしました」
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小林 |
「俺たちは縁側で
ふるちんで寝とったからな」
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北小岩 |
「数百人の方に
おちんちんを見られましたね」
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小林 |
「俺の巨艦を見て、
全員がのけぞっとったな」
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そんなことはない。先生のブツは
ペットボトルのふたぐらいしかないので、
みんな先生がちんちんを出していることに
気づかなかったのだ。
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小林 |
「俺たちは
見られただけですんだが、
町の男たちは猛暑故に
ブツに傷を負う者が
続出したらしいな」
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北小岩 |
「そうなのでございますか」
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小林 |
「股間を押さえて
歩いとるやつが
たくさんおるから、
聞いてみい」
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北小岩 |
「もしもし、
あなたさまはなぜ
おちんちんを押さえて
いるのでございますか」
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おちん
ちんを
押さえ
ている
男A |
「うちには
エアコンがないだろ。
だから扇風機になるんだけど、
あまりの暑さでね。
扇風機のカバーを外したんだ。
まず、ちんちんを
冷やさんことには
どうにもならんから、
どんどんハネに近づいてね。
もう少し、あと少し」
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北小岩 |
「危険ではないでしょうか」
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おちん
ちんを
押さえ
ている
男A |
「ああ。
しまいにハネに
巻き込まれて、
ガガガだよ」
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北小岩 |
「ぶるぶるぶる。
もう一人うかがってみましょう。
もしもし、あなたさまも
おちんちんを
押さえているようですが」
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おちん
ちんを
押さえ
ている
男B |
「エアコンを
質屋に入れてしまったから、
扇風機なんだけど、
カバーをはずして
ちんちんに風をあて
ハネに近づけているうちに
もう少し、あと少し」
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北小岩 |
「ガガガでございますか」
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おちん
ちんを
押さえ
ている
男B |
「そう。ガガガ」
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やっぱり今年の夏は、
おちんちんを負傷せざるを得ないほどの
猛暑だったのですね。 |