たったっ
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北小岩 |
「いい感じの気候に
なってまいりました」
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たったったっ
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北小岩 |
「二本の足も軽快でございます」
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たったったったっ
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北小岩 |
「むっ、
振動がいい感じに股間に響き」
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むくむくむく
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北小岩 |
「三本目の足まで
軽快になってまいりました」
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どん
「いたたた」
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北小岩 |
「はっ、和尚様」
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和尚 |
「三本目の足といいながら、
ちんちんをいじって
歩いてるんじゃない!」
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北小岩 |
「申し訳ございません」
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和尚 |
「ちんちんをいじる時は、
それに集中しなければいかん!」
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北小岩 |
「御意にございます。
ところで和尚様は
一日一言といたしまして、
珠玉の言葉を授けてくださると
うかがっております」
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和尚 |
「人間いたるところ青山あり」
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北小岩 |
「ありがとうございます!
小林先生にも伝えます」
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和尚と入れ違いに、
先生がちんちんをいじりながらやって来た。
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小林 |
「おっ、北小岩か。
振動で三本目の足が」
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北小岩 |
「先生、そんなことよりも、
和尚様より
お言葉をいただきました。
人間いたるところ青山あり。
わたくしたちの町には、
いたるところ
何があるのでございましょうか」
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小林 |
「それがな、
今いたるところにありすぎて
困ってるんや」
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北小岩 |
「何がですか」
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小林 |
「ついてくるか」
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先生が向かったのは、町役場だった。
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小林 |
「水道のハンドルを
回してみい」
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きゅ〜 ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
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北小岩 |
「げげっ!
臭いでございます!!」
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小林 |
「蛇口の先っぽを見てみい」
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北小岩 |
「むっ!
ケツの穴がございます!!」
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小林 |
「そこにあるボールペンを
押してみい」
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ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
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北小岩 |
「臭いでございます!」
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弟子がペンの先端を凝視すると。
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北小岩 |
「ボールペンの先っぽの部分に、
ケツの穴がございます!」
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どうやら先生の町は、
いたるところケツの穴ありのようだ。 |