KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百弐拾九・・・いたるところあり

たったっ

北小岩 「いい感じの気候に
 なってまいりました」

たったったっ

北小岩 「二本の足も軽快でございます」

たったったったっ

北小岩 「むっ、
 振動がいい感じに股間に響き」

むくむくむく
北小岩 「三本目の足まで
 軽快になってまいりました」

どん

「いたたた」

北小岩 「はっ、和尚様」
和尚 「三本目の足といいながら、
 ちんちんをいじって
 歩いてるんじゃない!」
北小岩 「申し訳ございません」
和尚 「ちんちんをいじる時は、
 それに集中しなければいかん!」
北小岩 「御意にございます。
 ところで和尚様は
 一日一言といたしまして、
 珠玉の言葉を授けてくださると
 うかがっております」
和尚 「人間いたるところ青山あり」
北小岩 「ありがとうございます!
 小林先生にも伝えます」

和尚と入れ違いに、
先生がちんちんをいじりながらやって来た。

小林 「おっ、北小岩か。
 振動で三本目の足が」
北小岩 「先生、そんなことよりも、
 和尚様より
 お言葉をいただきました。
 人間いたるところ青山あり。
 わたくしたちの町には、
 いたるところ
 何があるのでございましょうか」
小林 「それがな、
 今いたるところにありすぎて
 困ってるんや」
北小岩 「何がですか」
小林 「ついてくるか」

先生が向かったのは、町役場だった。

小林
「水道のハンドルを
 回してみい」

きゅ〜 ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

北小岩 「げげっ!
 臭いでございます!!」
小林 「蛇口の先っぽを見てみい」
北小岩 「むっ!
 ケツの穴がございます!!」

小林 「そこにあるボールペンを
 押してみい」

ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

北小岩 「臭いでございます!」

弟子がペンの先端を凝視すると。

北小岩 「ボールペンの先っぽの部分に、
 ケツの穴がございます!」


どうやら先生の町は、
いたるところケツの穴ありのようだ。

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2018-09-23-SUN

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