「はっくしょん!」
「はっくしょん!」
先生の町で風邪が流行っているのだろうか。
「はっくしょん!」
ブルブルブル
悪寒がしてふるえているのではなさそうだ。
「ちんちんがくしゃみすると、
揺れちまうよな」
どうやら先生の町では、
ちんちんの風邪が蔓延しているらしい。
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北小岩 |
「わたくしたちも
罹患しましたら、
名医に診てもらわねばなりません」
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小林 |
「あの女医やな」
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北小岩 |
「とても厳格な方で
いらっしゃいますので、
美人にちんちんを
診てもらえるなどという
甘い考えでは
落とし穴にはまりますね」
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小林 |
「そやな」
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どういうことだろう。
診察室をのぞいてみよう。
男がちんちんを名医に診察されている。
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男A |
「へっくしょん」
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女医 |
「この飛沫には、
ウイルスが入っているわね」
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男A |
「風邪でしょうか」
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女医 |
「そうね。
お薬出すから安静にしてなさい。
次」
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男B |
「はくしょん」
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びしゅ!
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女医 |
「飛沫に、
ウイルスと尿が
混ざっているわね」
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男B |
「申し訳ございません。
近頃、括約筋が
ゆるくなってきたようで」
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女医 |
「仕方ないわ。
お大事にね」
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しかし、次の患者の時・・・。
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男C |
「ふぇくしょん」
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ぴゅっ!
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女医 |
「今、ぴゅっ! って
音しなかった?」
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男C |
「気のせいですよ」
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女医 |
「確かにしたわよ」
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男C |
「聞き間違いですよ」
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女医 |
「しらばっくれないでよ。
顕微鏡持ってきて!」
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飛沫をチェックする。
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女医 |
「おたまじゃくしみたいなやつが
うじゃうじゃしてる!
ふざけた野郎だ。
メス!」
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男C |
「わっ、
悪気はなかったんです」
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女医 |
「早くメス持ってきなさい!」
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助手 |
「どうするおつもりですか。
もしやおちんちんを・・・。
それはあまりに危険です!」
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女医 |
「うるさい!
メス!」
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助手 |
「はい・・・」
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彼のイチモツは、
どうなってしまうのだろうか。
想像するだけでも、怖ろしいですね。 |