KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百四拾参・・・樹液

小林 「今年もあとわずかやな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「今年、
 性的な意味で
 何もいいことがなかったな」
北小岩 「御意にございます」
小林 「ぬけがけして、
 自分一人が気持ちいい思いを
 したということはないな」
北小岩 「あっ」
小林 「なんや!」

先生が気色ばんだ。

北小岩 「蛾さんが
 飛んでまいりまして」
小林 「ああ」
北小岩 「わたくしの股間に
 とまったのでございます」
小林 「ほほう」
北小岩 「確かにメスでございました。
 女性とのかかわり
 ということでは、
 それぐらいでしたね」

先生の顔がほころんだ。

とんとん とんとん

「入ってますか」

北小岩 「入ってますよ。
 わたくしの友人が
 到着したようです」
友人 「こんにちはめはめ」
小林 「くそ寒いのに、
 晴れやかやな」
北小岩 「なんかいいこと
 あったのですか」
友人 「夏は大変な目に
 あいまして」
北小岩 「どうしたので
 ございますか」
友人 「この写真を、
 順々に見ていってください」
小林 「一枚目は
 お前の汚いちんぽやな」
北小岩 「二枚目は
 おちんちんから
 何か出ております」
小林 「むっ!
 その後、
 カブトムシがやってきたな」
北小岩 「クワガタもでございます」
小林 「スズメバチや
 カナブンもおるな」
北小岩 「カブトムシとクワガタが
 闘っております。
 もしや、おちんちんから
 出ているものは」
小林 「クヌギの樹液か」

友人

「そうなんです。
 夏中、
 股間に虫たちが集まって
 大変でした。
 冬になって
 樹液が止まったので、
 ホッとしています」

 

みそかというのに、
一年を締めくくれないどうでもいいお話ですね。
 

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2018-12-30-SUN

BACK
戻る