小林 |
「今年初詣に行ったか」
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北小岩 |
「行っておりません」
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小林 |
「すっかり忘れとったな」
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北小岩 |
「新年早々、
働きづめで
ございましたからね」
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小林 |
「俺たちはエロ本によって
生かされてるも同然や。
町の有力者に
年始の挨拶として
えげつないエロ本を
届けるという
最重要任務があったからな」
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北小岩 |
「いろいろなところで
おせち料理を
いただきましたね」
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小林 |
「おかげで年初から
豪華な食生活やった」
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北小岩 |
「今年は
気持ちのいいことが、
複数起こりそうな気が
いたします」
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小林 |
「初詣に行き、
運の鎌首を
もたげさせんとな」
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師弟は隣町にある『いぼ寺』に出向いた。
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北小岩 |
「狛犬さんが
いらっしゃいます」
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小林 |
「まぬけな顔や。
下からのぞいてみい。
ちんちんがえらく小さいで」
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北小岩 |
「確かに」
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その刹那。
「ぐぐぐぐぐ〜、
うわん!」
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北小岩 |
「狛犬さんが
襲ってまいりました!」
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小林 |
「狛犬の後ろに
シェパードが隠れとって、
自分のちんちんが
馬鹿にされたと
勘違いしたんや」
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ガブッ! ガブッ!!
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小林&
北小岩 |
「うお〜!」
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二人の金的は噛み砕かれた。
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小林 |
「うぐぐぐ!
あそこに常香炉がある。
このままでは
俺たちのちんちんは
おしゃかや」
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北小岩 |
「体の悪いところに
煙をかければ
治るかもしれません」
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二人はあまりの痛さに這って炉へ。
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北小岩 |
「なんとか
たどり着きました」
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小林 |
「これで
俺たちのイチモツも
一命をとりとめるな」
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師弟はちんちんを
できるだけ煙に近づけるため、
踏み台に乗った。
ぐらっ!
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小林 |
「むっ!」
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ど〜ん
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小林 |
「うお〜!」
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北小岩 |
「熱いでございます!」
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燃え盛る線香の束の上に
生のちんちんがかぶさってしまった。
今年も師弟のちんちんに、
希望はなさそうである。 |