北小岩 |
「今頃、熊さんは
冬眠なさって
いるのでしょうか」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「どんな夢を
見ていらっしゃる
のでしょうか」
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小林 |
「性夢やな」
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北小岩 |
「なぜでしょうか」
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小林 |
「己に問うてみい!」
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北小岩 |
「わたくしが冬眠する場合、
どんな夢を
見たいかというと。
はっ!」
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小林 |
「間違いないやろ」
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北小岩 |
「性夢以外に
考えられません」
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小林 |
「うむっ」
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何が「うむっ」であろうか。
熊がどのような夢を見ているかは
解明されていないが、
性夢と決めつけてしまうのは性急である。
メリッ
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小林 |
「今、
何か音がせんかったか」
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北小岩 |
「不穏な音が
聞こえました」
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メリッ メリッ
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北小岩 |
「先生の股間の
真下から聞こえます」
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グッ ビュビュビュ〜
ゴーッ キ〜ン!
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小林 |
「うお〜!」
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とてつもない勢いで、
大量の水が先生の金玉を襲った。
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北小岩 |
「水道管が
破裂したようです。
あそこに水道管と話せる方が
いらっしゃいます。
どういうことか聞いてみます。
申し訳ございません。
なぜ、このような状況に
なったのでしょうか」
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水道管
と話せ
る人 |
「今、聞いてみるよ。
水道管くん、
どうしたんだい」
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水道管 |
「近頃、寒いのに
ミニスカートを
履いてる女が
増えてるんだ」
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水道管
と話せ
る人 |
「そんな気もするね」
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水道管 |
「それでずっと
興奮してたら、
管の一部が
ちんちんの形に
なっちゃったんだよ」
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水道管
と話せ
る人 |
「そうなのか」
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水道管 |
「さっき、
小股の割れあがった
超ミニスカ女が通ってさ。
ずっと我慢してたんだけど」
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水道管
と話せ
る人 |
「我慢してたんだけど?」
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水道管 |
「ついに
先っぽあたりから、
破裂しちゃったんだよ」
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水道管
と話せ
る人 |
「そうなのか。
大変だったね」
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水道管 |
「うん」
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水道管も、水道管と話せる人も、
かなり変ですね。
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