小林 |
「今日は節分やな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「節分といえば、
豆まきやな」
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北小岩 |
「鬼さんがお豆を
ぶつけられますね」
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小林 |
「お前はそこから
何か感じとらんか」
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北小岩 |
「そうでございますね。
わたくしたちの所持金は、
先生が2円、わたくしが2円、
計4円でございます。
当然お豆を買うお金は
ございません」
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小林 |
「ええとこついたな」
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北小岩 |
「鬼さんについていって、
投げられたお豆を
キャッチして、
歳の数だけ
食すのでございますね」
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小林 |
「そやな。
豆だけでなく、
興奮した女が
パンティをぶつけることも
あり得るな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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節分に女が鬼に向かって
パンティをぶつけることなど、
マンにひとつもないであろう。
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小林 |
「鬼がこの道を
通った時に
後をつけていくんや」
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シーン
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北小岩 |
「来ませんね」
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「お前生意気なんだよ!」
「なんだと!
お前なんか弱いくせに、見かけだけだろ!」
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北小岩 |
「鬼さんの声でございます。
いってみましょう」
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2人はダッシュして空き地に向かった。
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北小岩 |
「赤鬼さんと青鬼さんが
取っ組み合いしております」
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小林 |
「迫力があって近づけんな。
むっ!
相手のシマシマパンツに
手をかけた」
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北小岩 |
「そこは大きいので
ございましょうか」
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小林 |
「金棒級の可能性があるな」
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ずる〜
ところが
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北小岩 |
「あれ?
意外に小さいで
ございます」
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師弟の表情が明るくなり、突然強気に。
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小林 |
「こら、クソ鬼ども!
節分なのに
こんなところで
怠けとるんやない。
粗ちんのくせにな」
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北小岩 |
「君たちのブツは
先生のものよりは
大きいとしても、
ペットボトルのふたに
毛が生えたぐらいの
大きさでございます」
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青鬼 |
「なんだ、こいつら」
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赤鬼 |
「やっちまえ!」
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ビュン キーン
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小林&
北小岩 |
「うお〜!」
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赤鬼、青鬼が手にする金棒が、
師弟の腐棒をとらえた。
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鬼に金棒と申しますが、
その部分に関しては
金棒ではなかったようですね。 |