ガタン ゴトン
|
小林 |
「今日は
エロ本の品評会やな」
|
北小岩 |
「電車に乗るのも、
久しぶりでございますね」
|
小林 |
「混んどるな」
|
北小岩 |
「ラッシュにぶつかって
しまいましたね」
|
「次は〜、
珍毛(ちんげ)〜、
珍毛〜。
戸袋にイチモツを
引き込まれないよう、
開くドアに
ご注意ください!!」
|
小林 |
「今のアナウンス、
次駅の女駅長の声やな」
|
北小岩 |
「そうでございますね」
|
小林 |
「怒りを含んだ声やったな」
|
北小岩 |
「どうしたのでしょう」
|
小林 |
「駅長を怒らすと
男は滅びると
言われとるからな」
|
北小岩 |
「恐ろしいことでございます」
|
小林 |
「それにしても、
気になるセリフやったな」
|
北小岩 |
「確かにそうでございます」
|
小林 |
「本来ならくだらんと
一笑に付すところやが、
油断できんな」
|
北小岩 |
「まったくでございます」
|
小林 |
「引き込まれるのは
手やカバンやない」
|
北小岩 |
「イチモツでございます」
|
キッキ〜
|
小林 |
「駅に着いたな」
|
北小岩 |
「いよいよでございます」
|
プシュッ!
|
男 |
「うお〜〜〜」
|
北小岩 |
「うわ!
ほんとにイチモツを
引き込まれました!」
|
男 |
「もげる〜!」
|
小林 |
「どういうこっちゃ」
|
北小岩 |
「車掌さんが参りましたので
うかがってみます。
この電車、どうなって
しまったのでしょうか」
|
車掌 |
「女駅長が男嫌いなのは
知っているかい」
|
北小岩 |
「うかがっております」
|
車掌 |
「駅長は特に朝っぱらから
股間を膨らませているヤツを
憎んでるんだよ」
|
北小岩 |
「はい」
|
車掌 |
「それで町の
最先端研究所トップ女史の
力を借り、
膨らんでいる股間を
とてつもない磁力で
吸い付ける磁石を開発。
戸袋に引き込むように
したんですよ」
|
小林&
北小岩 |
「・・・」
|
先生の町の人たちは、
最先端技術を
ろくなことに使わないですね。 |