小林 |
「桜も散り始めたな」
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北小岩 |
「はあ・・・」
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小林 |
「どした。
元気ないな」
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北小岩 |
「ばれましたか」
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小林 |
「いつも覇気がないが、
いつもの状態に
ケツの穴があいたぐらいに
覇気がない」
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例えが不適切すぎて、
どれぐらい覇気がないのかわからない。
さっ
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小林 |
「何でちんちんを
隠しとるんや」
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北小岩 |
「わたくしのブツに
元気がないことに、
お気づきではないのですか」
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小林 |
「あほ!
知ったことか」
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北小岩 |
「加齢とともに、
小さくなった気が
するのです」
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小林 |
「何っ?
もう一回言うてみい」
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北小岩 |
「小さくなった気が
するのです」
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小林 |
「そうか」
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満面の笑みを浮かべ、猫なで声を出す。
先生はイチモツがあまりにおそまつなため、
誰かのちんちんが小さくなったとか、
ダメになったということに好意的に反応する。
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北小岩 |
「わたくしどうすれば
よろしいでしょうか」
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小林 |
「もともと大したこと
なかったやろ」
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北小岩 |
「先生の
ペットボトルの蓋程度の
モチモノに比べますと、
少なくとも五倍は。
はっ!」
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小林 |
「そんなデマには
動じないぐらい、
俺も大人になったわ」
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デマではなく、
真実以外の何物でもない。
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小林 |
「俺の知り合いに、
ポジティブちんキングの
専門家がおる。
行ってみるか」
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北小岩 |
「ありがとうございます!」
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専門科目が怪しいが、
ともかく訪れてみると。
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北小岩 |
「お忙しいところ、
大変申し訳ございません。
わたくし加齢とともに、
イチモツが
小さくなってきた気が
いたします。
アドバイスを
いただけませんか」
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ポジ
ティブ
ちん
キング
専門家 |
「あなたは虫の目、
鳥の目、
魚の目は
ご存知ですか」
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北小岩 |
「はい」
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ポジ
ティブ
ちん
キング
専門家 |
「今回は
虫の目を使うのです。
あなたは
毛じらみです。
とって〜も小さな
毛じらみです」
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北小岩 |
「はい」
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ポジ
ティブ
ちん
キング
専門家 |
「今、毛じらみは
ちんちんのふもとに
たどり着きました。
見上げてください」
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北小岩 |
「イチモツが
小さくなったとはいえ、
毛じらみの目からは
とてつもなく
大きく見えます。
まるで
エアーズロック(ウルル)の
ようです!
わたくし、
自信がわいて
まいりました!!」
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ポジ
ティブ
ちん
キング
専門家 |
「よかったですね」
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北小岩 |
「ありがとうございます!」
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まったく根本的解決には
至っておりませんね。 |