小林 |
「今日はこどもの日やな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「町の早耳男から、
噂を聞いとるか」
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北小岩 |
「うかがっておりません」
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小林 |
「こどもの日にむけて、
極秘裏に
女性有識者会議が
開かれたらしいんや」
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北小岩 |
「えっ!」
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ぶるぶるぶる
弟子の震えがとまらなくなった。
ぶるぶるぶる
先生も小刻みに震えている。
女性有識者会議をおさらいしてみよう。
先生の町では、
重要なことは長老が決めるのだが、
氏がえげつないエロ本を入手し、
みだらな行為に夢中な時は
女性たちが会議を行い決定するのである。
長老はあだ名を『お自慰さん』という。
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今回の会議の様子を再現すると。
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女性
有識者
A |
「こどもの日が
近づいているわね」
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女性
有識者
B |
「そうね」
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女性
有識者
C |
「町の男たち
こども過ぎると
思わない?」
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女性
有識者
A |
「あまりに低俗で、
幼稚過ぎるわね」
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女性
有識者
B |
「わたしの友人が、
年中スカートめくり
されてるのよ」
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女性
有識者
C |
「煙突から入って
女湯をのぞこうとして、
落ちたバカもいるしね」
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女性
有識者
B |
「やっぱり私たちが
カス男どもに
喝を入れなきゃ」
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女性
有識者
C |
「ほんとね」
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女性
有識者
A |
「そう思って
町の最先端研究所の
トップ女史に開発を
依頼しておいたわよ」
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女性
有識者
B |
「なになに?」
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女性
有識者
A |
「鯉のぼりよ」
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女性
有識者
C |
「どういうこと?」
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女性
有識者
A |
「空飛ぶ鯉のぼりなんだけど、
鋭利な歯があって、
おちんちんに噛みつくよう
設計されているのよ」
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女性
有識者
B |
「なにそれ!面白い!!」
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女性
有識者
A |
「歯の力が
ピラニア千匹分なのよ」
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女性
有識者
C |
「ミミズ千匹なら
涎を流して
喜ぶでしょうけど、
やつらには
ピラニア千匹が
お似合いよね」
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女性
有識者
A |
「5月5日
ちん食いのぼりが
空を舞うわ」
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女性
有識者
B&C |
「あはははは」
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そして、
ついに5月5日が来てしまったのだ。
ぎゃ〜〜! うげげ〜!!
そこかしこから、男らの叫び声が聞こえる。
そのたび先生と弟子は駆けつけるのだが、
鯉のぼりに怖い目で威嚇され、
なすすべもなかった。 |
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