KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百七拾弐・・・宿題


しとしと〜

小林 「早く梅雨明けんかな」
北小岩 「何か計画でもあるのですか」
小林 「ゴーグルを拾ったんや」
北小岩 「本格的に水泳を
 始められるのですか」
小林 「プールの監視員を
 しようと思ってな」
北小岩 「素晴らしいことでございます。
 人の命を守るお仕事ですね」
小林 「監視員と行っても
 プールの中や。
 水中では若いカップルが、
 秘所を触りあったりしとる。
 他の奴には見えんと
 油断しとるんやな。
 そこで俺が回遊し、
 わいせつな行為を監視するんや」

ただの出歯亀であろう。

「いるか?」

小林 「その生意気な口調は。
 近所のクソガキ」
クソ
ガキ
「毎年俺が学校が始まるまで
 宿題をやらないから、
 かあちゃんが今年は早くやれって
 怒ってるんだよ。
 だから自由研究を何にするか、
 お前らに聞きにきてやったんだよ」
北小岩 「何を研究しようと
 思っているのですか」
クソ
ガキ
「生き物の観察日記を
 つけようと思ってるんだよ」
小林 「甘いな。
 そんな普通なことをしていたら、
 ワン・オブ・ゼムの人生を
 送ることになるで」
クソ
ガキ
「どうすればいいんだよ」
小林 「地中での対話やな」
クソ
ガキ
「対話?」
小林 「ちんちんを地中に埋め、
 モグラと対話するんや」
クソ
ガキ
「そんなことできねえよ。
 お前が見本を見せてみろよ。
 どうせ口だけでできねえんだろ」
小林 「なんやと!」


先生は口だけと罵られることが大嫌いなのだ。

穴を掘りふんどしをほどくと、
腹ばいになってちんちんを埋めた。

北小岩 「大丈夫ですか」
小林 「うっ、怖い・・・」
クソ
ガキ
「どう怖いんだよ」
小林 「見えない物の恐怖や!
 撒き餌同然のちんちんが、
 何に襲われるかわからん!!」
北小岩 「地中に棲む生き物を
 図鑑で見ますと、
 怖そうな物が
 たくさんですからね」
小林 「うお〜!
 何かが絡みついた!!」

先生は思わずちんちんを抜き取ってしまった。
ちんちんにはミミズが三匹ついていた。
ミミズ千匹ならよかったですね。
 

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2019-07-21-SUN

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