しとしと〜
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小林 |
「早く梅雨明けんかな」
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北小岩 |
「何か計画でもあるのですか」
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小林 |
「ゴーグルを拾ったんや」
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北小岩 |
「本格的に水泳を
始められるのですか」
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小林 |
「プールの監視員を
しようと思ってな」
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北小岩 |
「素晴らしいことでございます。
人の命を守るお仕事ですね」
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小林 |
「監視員と行っても
プールの中や。
水中では若いカップルが、
秘所を触りあったりしとる。
他の奴には見えんと
油断しとるんやな。
そこで俺が回遊し、
わいせつな行為を監視するんや」
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ただの出歯亀であろう。
「いるか?」
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小林 |
「その生意気な口調は。
近所のクソガキ」
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クソ
ガキ |
「毎年俺が学校が始まるまで
宿題をやらないから、
かあちゃんが今年は早くやれって
怒ってるんだよ。
だから自由研究を何にするか、
お前らに聞きにきてやったんだよ」
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北小岩 |
「何を研究しようと
思っているのですか」
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クソ
ガキ |
「生き物の観察日記を
つけようと思ってるんだよ」
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小林 |
「甘いな。
そんな普通なことをしていたら、
ワン・オブ・ゼムの人生を
送ることになるで」
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クソ
ガキ |
「どうすればいいんだよ」
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小林 |
「地中での対話やな」
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クソ
ガキ |
「対話?」
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小林 |
「ちんちんを地中に埋め、
モグラと対話するんや」
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クソ
ガキ |
「そんなことできねえよ。
お前が見本を見せてみろよ。
どうせ口だけでできねえんだろ」
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小林 |
「なんやと!」
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先生は口だけと罵られることが大嫌いなのだ。
穴を掘りふんどしをほどくと、
腹ばいになってちんちんを埋めた。
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北小岩 |
「大丈夫ですか」
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小林 |
「うっ、怖い・・・」
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クソ
ガキ |
「どう怖いんだよ」
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小林 |
「見えない物の恐怖や!
撒き餌同然のちんちんが、
何に襲われるかわからん!!」
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北小岩 |
「地中に棲む生き物を
図鑑で見ますと、
怖そうな物が
たくさんですからね」
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小林 |
「うお〜!
何かが絡みついた!!」
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先生は思わずちんちんを抜き取ってしまった。
ちんちんにはミミズが三匹ついていた。
ミミズ千匹ならよかったですね。 |
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