ピーポー ピーポー
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北小岩 |
「救急車でございます。
このところ、頻繁に
出動されているようですね」
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小林 |
「猛暑やからな」
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北小岩 |
「熱中症で倒れている方が
多いのでしょうか」
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小林 |
「そうかもしれんな」
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北小岩 |
「わたくしたちも
気をつけた方が
よさそうですね」
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小林 |
「熱いちんちんを
持っとるから、
猛暑で火がつく
危険があるな」
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北小岩 |
「わたくしたちの
イチモツに近寄ると、
美女たちは
火傷するかもしれません」
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小林 |
「それ相応の
覚悟がいるわな」
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二人のちんちんに近づく美女など、
当然皆無である。
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北小岩 |
「そういえば昔、
変わったことで
救急搬送された方が
いらっしゃったようですね」
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小林 |
「おったな」
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北小岩 |
「どういうことで
ございますか」
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小林 |
「下ネタや」
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北小岩 |
「意味がわかりません」
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小林 |
「ある男がおってな。
そいつには彼女がいた」
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北小岩 |
「はい」
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小林 |
「やつは事あるごとに
下ネタを彼女に
かましとったんや。
例えば電車に乗る。
シートとシートのつなぎ目が、
割れ目のようになっとる。
そこに指を這わせて、
○子のにクリソツだよ〜ん、
うへへなどとのたまう」
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北小岩 |
「しょうもないですね」
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小林 |
「そんなことが何百回もあり、
さすがに温厚な彼女がキレた。
今度下ネタを言ったら
ほんとに別れるとな」
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北小岩 |
「彼はどうしたのですか」
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小林 |
「下ネタをかますのを我慢し、
我慢し、我慢した。
そのあげく、
下ネタエネルギーが
枯渇して倒れてしまったんや」
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北小岩 |
「救急搬送されたのですか」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「救急隊員の方は
どうされたのでしょう」
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小林 |
「その救急車には
下ネタ入りの酸素が入った
ボンベがあって、
それを吸わせたんや」
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北小岩 |
「えっ?」
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小林 |
「しばらくすると蘇生した」
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北小岩 |
「・・・」
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下ネタ入りの酸素ボンベって、
どんなものでしょう?
吸ってみたい気もするし、
絶対に吸いたくない気もしますね。 |