小林 |
「先週は
いろんな駅長を訪ねたな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「我が町の駅長は、
参考になったと喜んどった」
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北小岩 |
「変わった駅長さんが
多かったですね」
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小林 |
「鈴虫駅長、
水虫駅長、
陰毛駅長・・・」
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北小岩 |
「蟻の門渡り駅長や、
大肛門駅長も
いらっしゃいました」
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小林 |
「清々しいとは言えんな」
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北小岩 |
「わたくしたちの駅長さんも
変わった名前で
売り出そうとしております。
どんな感じでしょうね」
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小林 |
「俺は『裏筋駅長』あたりが
有力候補とにらんどる」
「よくわかりましたね」
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北小岩 |
「あっ、
駅長さん」
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駅長 |
「誰もが好きな
裏筋という言葉は、
全国的に
アピールすると思います」
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決してそんなことはないであろう。
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駅長 |
「明日、
調査のお礼として
電車の
痴漢防止最新システムを
ご体験ください」
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小林 |
「俺たちは
ただでさえモテ過ぎて、
常に美女たちから
痴漢されとるも
同然やからな。
体験してみるのもええな」
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わけのわからないことをのたまい、
師弟は翌朝駅長とともに満員電車に乗り込んだ。
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駅長 |
「車内の防犯カメラが
とらえた映像を
AIが分析し、
男が痴漢の動きをしていると
判断した場合、
未然に処理するシステムです」
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北小岩 |
「頼もしいでございますね」
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駅長 |
「ちょっと
いやらしい動きを
してみてください」
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小林 |
「こうか」
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先生は両手で乳をもみもみするポーズをとった。
ぶお〜〜〜!
巨大な警笛が鳴った。
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北小岩 |
「明らかに
先生の金玉から
音がしております!」
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駅長 |
「最先端技術を駆使して、
天井の乳首状のものから
エッチな音波を送り、
玉が振動して
大きく鳴るように
しているのです」
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小林 |
「玉金がしびれて
感覚がなくなったわ」
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駅長 |
「今度はシートに座り、
親指を
中指と人差し指の間から
出してください」
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小林 |
「こうか?」
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がたん
突然床が開きシートが傾くと同時に、
ズボンと下着がアームで剥ぎとられた。
ずーッ
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小林 |
「うげえ!
ちんちんが〜〜〜!」
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むき出しになったイチモツが、
レールの上を走る体勢になった。
恐るべき痴漢対策であることは
間違いないであろう。
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